出版社内容情報
"判事時代に接したえん罪2事件について、裁判批判と事実認定のあり方を語った名講演録『刑事裁判ものがたり』(潮出版社)の復刻。
第一部 刑事裁判ものがたり
ホステス殺人事件の流れを追って
第一章 事件の流れ
1 事件の経過
2 家庭裁判所の判断
3 公訴の提起
4 第一審の裁判
5 控訴審の裁判
6 上告審の裁判
7 第二次控訴審の裁判
第二章 事件の真相
1 状況証拠の見方
2 虚偽自白の心理
3 自白の信用性の判断基準
第三章 捜査・裁判の過誤を防ぐために
第二部 十三人目の陪審員
──弘前再審事件の流れを追って
第一章 疑いの風船はふくらむ
第二章 捨てる神あれば、拾う神あり
第三章 “十三人目の陪審員”
あとがき
解説・渡部保夫著『刑事裁判ものがたり』──木谷 明
目次
第1部 刑事裁判ものがたり―ホステス殺人事件の流れを追って(事件の流れ;事件の真相;捜査・裁判の過誤を防ぐために)
第2部 十三人目の陪審員―弘前再審事件の流れを追って(疑いの風船はふくらむ;捨てる神あれば、拾う神あり;“十三人目の陪審員”)
著者等紹介
渡部保夫[ワタナベヤスオ]
1929年北海道生まれ。53年東京大学法学部卒業。55年から30年間、裁判官として青森、札幌、東京などの各地方裁判所、最高裁判所刑事調査官室、東京、札幌の各高等裁判所などに勤務。法学博士(北海道大学)。85~93年北海道大学法学部教授、93~98年札幌学院大学教授。96年弁護士登録。2007年4月12日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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