出版社内容情報
長年の弁護士人生を彩った多彩な事件と人々を、民衆のための法律家たらんとして生きてきた著者が温かい眼差しで振り返る。
序章 学生時代のこと
1 最初の大学入試の頃の経験
2 町のおばさん
第1章 大阪での仕事
1 駆け出し時代のエピソード
2 古い免職を争った地位確認請求訴訟
3 道路運送法違反被告事件
4 関税法・薬事法違反被告事件
5 大阪時代のその他の事件
第2章 奈良と縁ができた無罪事件
1 奈良県一般労働組合印刷部会ビラ貼り弾圧事件
2 公職選挙法違反教唆被告事件
第3章 奈良への転居直後に始まった仕事
1 転居、そして衆議院議員選挙両陣営の公職選挙法違反捜査
2 公職選挙法違反被告事件
第4章 土地収用裁決申請事件
1 甲ニュータウン土地収用裁決申請事件
2 線下補償土地収用裁決申請事件
第5章 奈良県職員収賄被告事件
1 受任までの経過
2 第1審の審理
3 第2審の判断
4 第1審の判断
第6章 奈良スモン訴訟
1 スモンの発生とその原因
2 スモン訴訟の提起
3 訴訟の進行
4 全国初の「確認書」による和解
5 損害賠償の内容
第7章 忘れがたい刑事事件
1 傷害致死被告事件で執行猶予が付いた
2 殺人被告事件で承諾殺人になった事件
第8章 公害審査会委員として
1 N村ごみ埋立て処分場調停申請事件
2 ゴルフ場農薬等使用差止調停申請事件
3 公害審査会制度の長所
第9章 業務上過失致死被告事件
1 加害者を取り違えた事件
2 罰金で終わった事件
第10章 最後の無罪事件
第11章 弁護士会員として
1 大阪弁護士会の経験が奈良で生きる
2 奈良弁護士会で
3 「大台ケ原――その保存のために」
第12章 市民と共に
1 水俣病映画上映運動
2「もうひとつのシルクロード博覧会」七・三一フェスティバル
3 入居差別をなくすための対県交渉
おわりに――弁護士任官
【著者紹介】
弁護士
内容説明
歴史家のように、考古学者のように、丹念に証拠を集めて過去の事実を明らかにしていくこと、それが弁護士の仕事である。個性的な数々の事件から浮かび上がる若き法曹へのメッセージ。
目次
序章 学生時代のこと
第1章 大阪での仕事
第2章 奈良と縁ができた無罪事件
第3章 奈良への転居直後に始まった仕事
第4章 土地収用裁決申請事件
第5章 奈良県職員収賄被告事件
第6章 奈良スモン訴訟
第7章 忘れがたい刑事事件
第8章 公害審査会委員として
第9章 業務上過失致死被告事件
第10章 最後の無罪事件
第11章 弁護士会員として
第12章 市民とともに
著者等紹介
田川和幸[タガワカズユキ]
1934年、神戸市に生まれる。1958年、東京大学法学部卒業。化学工業会社勤務を経て、1960年、司法修習生(14期)。1962年、弁護士登録。1993年、判事に任官。1999年、定年により退官し、弁護士に復帰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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