出版社内容情報
インフォームド・コンセントや終末期医療など医事法学の課題への断想と自伝的回想、唄医事法学を理解する有力な手掛かりとなろう。
1 医を語る
1 氏名のあるがん、わたしたちのがん
2 病床体験の重さ
3 医師がペンをもつとき
4 再び「家族と医療」について
5 代諾は近道ではない
6 乙羽信子さんの死と「家族」
7 インフォームド・コンセントの心と形
8 インフォームド・コンセントと医事法学
9 バイオエシックスと法の役割
2 人を語る
10 あの時代の、あの演習
11 鴻鵠いずくんぞ燕雀の志を知らんや
12 我妻栄先生
13 先生あり、言葉あり
14 弔辞
3 己を語る
15 私にとっての法学史の断層
16 医事法学への轉進
【著者紹介】
都立大学名誉教授 故人
内容説明
「医事法学」にふみ入って40年、時に迷い、悩み、時には敢然と医療の在り方に挑み続けた唄孝一。彼のその営みを突き動かしたものは、一体何だったのか。医療の中心点を追究し、師友を哀惜し、また己を語る珠玉の16の随想を整序し、それぞれにコメントを付す。
目次
1 医を語る(氏名のあるがん、わたしたちのがん;病床体験の重さ;医師がペンをもつとき;再び「家族と医療」について;代諾は近道ではない;乙羽信子さんの死と「家族」;インフォームド・コンセントの心と形;インフォームド・コンセントと医事法学;バイオエシックスと法の役割)
2 人を語る(あの時代の、あの演習;鴻鵠いずくんぞ燕雀の志を知らんや;我妻栄先生;先生あり、言葉あり;弔辞)
3 己を語る(私にとっての法学史の断層;医事法学への轉進)
著者等紹介
唄孝一[バイコウイチ]
1924年出生。1947年東京帝国大学法学部卒業。1952年東京都立大学助教授。1960年東京都立大学教授。1987年北里大学教授。その間、世界医事法学会副会長、日本医事法学会代表理事などを歴任。2011年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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