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刑事訴訟法入門

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  • サイズ A5判/ページ数 330p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784535519220
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C3032

内容説明

学習に欠かせない基礎力を身につけよう。刑事訴訟法の学習の基礎となるポイントを、多様な切り口で丁寧に案内。楽しみながら基本が身につく、法学部生・法科大学院生に最適のテキスト。

目次

刑事手続の流れ―第1審から上訴審・再審まで
裁判の当事者―国家訴追主義と犯罪被害者
行政警察活動と司法警察活動―職務質問をめぐって
強制と任意―強制処分法定主義をめぐって
捜査によって制約される利益―任意捜査の限界
令状による規律―「捜索及び押収」と令状主義
対物的強制処分の執行―「必要な処分」の法的規律
逮捕と勾留の関係―逮捕前置主義をめぐって
逮捕の諸類型―対人的強制処分と令状主義の例外
逮捕・勾留と被疑者取調べ―別件逮捕・勾留をめぐって〔ほか〕

著者等紹介

緑大輔[ミドリダイスケ]
1976年京都府生まれ。1999年一橋大学法学部卒。2004年一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士(法学)。以後、広島修道大学法学部専任講師・同准教授、愛知大学法学部准教授を経て、北海道大学大学院法学研究科准教授(2012年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねお

3
本書は、やさしい試験対策教科書ではく、刑事訴訟法という「学問」の扉を叩くための入門書である。ベッカリーア、平野龍一、松尾浩也、田宮裕、井戸田侃等、学生の目に触れる機会が少なくなった刑事訴訟学の大家の文章を引用し、現在の判例や解釈との相違点や現代にも示唆的な部分を解説する。著者自身が、「学説が語られるときには、できるだけ平易な言葉で語られる必要がある」とするように、著者の新しい理論も、問題となり、議論が分岐する理由をわかりやすいことばで提示している。当たり前の用語も、その機能や歴史から、その内実が示される。2020/01/31

TM

2
良書。判例の読み方は,緑先生の師匠である後藤昭教授の読み方を彷彿とさせる,ロジカルかつ「文言」に拘る読み方で,説得的です。「入門」なので,論点を網羅する体系書のようなものではありませんが,文章自体が非常に分かりやすく,一歩進んだ理解が得られると思います。その意味ではいわゆる刑事訴訟法の入門書というよりは,入門書を読んだ次のステップといったところでしょうか。あるいは,体系書を読んで後,基本的な知識の深い理解のため,理解の確認のために読む本,という位置づけが良いかと思います。いずれ,学生・実務家向けの理論水準2012/12/03

ソーシャ

0
タイトルは入門ですが、「刑事訴訟法の本を通読してみたけどよく分からない」といった人向けの本。考え方の筋道を丁寧に説明しているので、理解を深めることができます。あと、章の冒頭にある有名な本からの引用も個人的には好感を持ちました。2013/04/04

panda2021

0
8まで読んだ2020/12/21

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