転落自白―「日本型えん罪」は、なぜうまれるのか

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  • サイズ A5判/ページ数 244p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784535518834
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C3032

内容説明

人はやってもいない犯行を「自白」させられてしまう。法制度の欠陥がうみだすえん罪、えん罪根絶の道を書く。「供述証拠評価の心理学的方法に関する研究会」の研究成果。

目次

第1章 物語―孤独のなかの「転落」自白(有罪判決;事件の発生 ほか)
第2章 えん罪4事件の心理学的分析と検証(はじめに;えん罪4事件の心理学による供述分析)
第3章 見抜けない「ウソの自白」(はじめに―自白の任意性と信用性;えん罪4事件の刑事法学的分析 ほか)
第4章 裁判員になるあなたへ(裁判員になるということ;「ウソの自白」は例外か ほか)
第5章 えん罪を少なくするために―制度改革への提言(刑事裁判をみずからのものとして;私たちの提言)

著者等紹介

内田博文[ウチダヒロフミ]
神戸学院大学教授。専攻は刑事法学

八尋光秀[ヤヒロミツヒデ]
弁護士。取扱事件は、刑事えん罪鹿児島夫婦殺人事件、大崎事件、福岡事件など。集団訴訟ハンセン病国賠訴訟、薬害肝炎訴訟など

鴨志田祐美[カモシダユミ]
弁護士。鹿児島で「町医者」的弁護士として働くかたわら、えん罪弁護(大崎事件)、子どもの虐待問題、犯罪被害者と加害者との関係修復のための活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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てくてく

1
冒頭に掲げられた事例がまずは印象的だった。内容としては過去の事件を取り上げてやりもしない犯罪を自白した場合の心理学的分析と、裁判官は何故嘘の自白を見抜けなかったのかということの解説、そして「転落自白」に代表される冤罪を防ぐための提言。読みやすく、学生に薦めたい一冊。2013/02/10

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