核抑止の理論―国際法からの挑戦

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  • サイズ A5判/ページ数 315p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535518674
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C3031

目次

第1部 核抑止の理論(核抑止の理論:誕生・現状・批判;NATOの核戦略:新戦略概念の検討;核兵器の脱正統化:核抑止の妥当性を検証する)
第2部 国際法からの挑戦(核抑止政策に対する国際人道法の適用をめぐって:国際司法裁判所の核兵器勧告意見とその後の議論を手がかりに;核兵器の時代に終止符を:ヤコブ・ケレンベルガー赤十字国際委員会総裁による在ジュネーブ外交団に対する声明;今日の核抑止の犯罪性:大地にしっかりと根をはった国際法;核抑止のパラドックスと国際法との関連性)
資料編(バンクーバー宣言:核兵器のない世界を緊急に達成することを求める法の要請;シュチェチン宣言:国際反核法律家協会は、核兵器と核エネルギーのない世界を緊急に呼びかける)

著者等紹介

浦田賢治[ウラタケンジ]
早稲田大学名誉教授、国際反核法律家協会副会長。早稲田大学教授、日本学術会議会員、スウェーデン・ルンド大学客員教授などを歴任。憲法学舎を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Mealla0v0

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核抑止理論について。冷戦を規定したその理論は、冷戦のなかでつくられたと言った方が正確なのである。核抑止の理論は、ハーマン・カーンの『熱核戦争論』で定式化されたが、それは経済・技術・軍事をゲーム理論に当て込んだものであった。抑止の三形態――①受動的抑止、②能動的抑止、③段階的抑止――の指摘は興味深い。というのは、とりわけ③の抑止は、核を起点に社会を規定していくからだ。段階的というのは、戦争を核の為に手段化し、そればかりではなく、社会を自己疎外させるのだ。2017/10/06

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