関係的契約理論―イアン・マクニール撰集

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  • サイズ A5判/ページ数 323p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535518322
  • NDC分類 324.9
  • Cコード C3032

出版社内容情報

契約の成立や効力を当事者の意思より関係に由来するものと捉え、契約理論に新たな可能性を提示した著者の重要論考群、待望の邦訳。

●第1部 序論

[第1章]イアン・マクニールと関係的契約理論[デヴィッド・キャンベル]
1 序論
2 古典的契約法に対する批判
3 関係的契約を同定する協力と規範
4 単発的契約規範と関係的契約規範
5 マクニールと契約の法と経済学
6 単発的契約と現在化に対する批判
7 マクニールの社会理論

●第2部 関係的契約理論

[第2章]交換と協力
2.1 交換再訪――個人的効用と社会的連帯
2.2 関係的契約としての政治的交換

[第3章]契約の性質と契約規範
3.1 関係的契約という考え方を妨げるもの
3.2 新社会契約論
3.3 契約の諸価値――外在的価値と内在的価値

[第4章]現在化と契約のスペクトルに沿った調整
4.1 (第二次)契約法リステイトメントと現在化
4.2 契約――古典的契約法,新古典的契約法,関係的契約法の下での長期経済的関係の調整
4.3 契約プランニング入門
4.4 関係的契約――われわれが理解している事柄と理解していない事柄
おわりに

[第5章]救済分析
5.1 契約の性質に関する論考
5.2 効率的契約違反――幻日環

[第6章]関係理論についての省察
6.1 ファーンズワースの「将来のための提言」に対する寸評
6.2 関係的契約という考え方を妨げるもの
6.3 社会学としての関係的契約理論――リンデンベルク教授とドゥ・ヴォス教授への回答
6.4 契約の世界と基本的契約理論

[第7章]関係理論を踏まえた教授法についての論評
7.1 契約――社会的協力のための道具(東アフリカの場合)
7.2 契約――社会的協力のための道具(東アフリカの場合)
7.3 契約――交換取引と関係

●第3部 後書き

[第8章]関係的契約理論――課題と質問
8.1 関係的契約理論――課題と質問

翻訳者による解説

【著者紹介】
元ノースウェスタン大学名誉教授(2010年没)

目次

第1部 序論(イアン・マクニールと関係的契約理論(デヴィッド・キャンベル))
第2部 関係的契約理論(交換と協力;契約の性質と契約規範;現在化と契約のスペクトルに沿った調整;救済分析;関係理論についての省察;関係理論を踏まえた教授法についての論評)
第3部 後書き(関係的契約理論―課題と質問)

著者等紹介

マクニール,イアン[マクニール,イアン] [Macneil,Ian]
ノースウェスタン大学名誉教授。マクニール氏族長。1929年生まれ(2010年没)。文学士(社会学・バーモント大学)。法学士(ハーバード大学)

キャンベル,デヴィッド[キャンベル,デヴィッド] [Campbell,David]
ランカスター大学法科大学院教授。1958年生まれ。理学士(経済学・カーディフ大学)。法学修士(ミシガン大学)。法学博士(エディンバラ大学)

池下幹彦[イケシタミキヒコ]
姫路獨協大学法学部教授。1954年生まれ。一橋大学社会学部卒業。広島大学大学院地域研究研究科修了

東繁彦[アズマシゲヒコ]
投資家・養蜂家。1974年生まれ。一橋大学商学部卒業。神戸大学大学院法学研究科実務法律専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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