出版社内容情報
現代社会では、「権利を持つ権利」がいかに阻害されているのか。野宿者支援の経験と、憲法学の理論から「臨床憲法学」を提唱する。
序文 臨床憲法学への挑戦
1 「権利を持つ権利」と立憲主義の限界
2 「人間の尊厳」と憲法学の課題
3 幸福を追求する権利
4 権力への抵抗と法の支配
5 自己決定権――生への欲望と権力
6 法の下の平等
7 請願する権利
8 自由な社会の創造――民主政のパラドックス
9 表現の力と自由
10 自由な社会のアポリア
11 自由への対抗――「表現の自由」をめぐる相克
12 信教の自由と政教分離――支配の連鎖と自由への隘路
13 思想及び良心の自由――行為と精神
14 個人の尊厳――権力と人権の変容
15 生存と自由――健康で文化的な最低限度の生活を営む権利
16 勤労の権利と自由
17 財産権の諸次元
18 居住の自由、または存在する権利
19 教育を受ける権利、または強制による自由
20 手続としての憲法
21 犯罪と処罰の憲法理論
22 人間の境界と権利の限界
23 平和と立憲主義
24 人権の臨界――現実と憲法をつなぐもの
【著者紹介】
静岡大学教育学部教授
内容説明
呼びかけ、聴く、「権利のための闘争」の挫折を超えて。臨床憲法学の挑戦。
目次
「権利を持つ権利」と立憲主義の限界
「人間の尊厳」と憲法学の課題
幸福を追求する権利
権力への抵抗と法の支配
自己決定権―生への欲望と権力
法の下の平等
請願する権利―立憲民主制への呼びかけ
自由な社会の創造―民主政のパラドックス
表現の力と自由
自由な社会のアポリア〔ほか〕
著者等紹介
笹沼弘志[ササヌマヒロシ]
1961年生まれ。静岡大学教育学部教授、憲法学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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