出版社内容情報
世界14カ国の陪審・参審法廷を取材。そこでどのような裁判が行われているのか、関係者の様子など、豊富なイラスト付きで紹介する。
内容説明
一四の国の裁判所を紹介。刑事法廷と、その中で真剣に審理に参加する市民の様子が記されている。
目次
一二人のまじめな市民―アメリカ
法廷は模擬裁判大会のスタジアム―アメリカ・青春編
オールド・ベイリーと市民の裁判―イギリス
カツラと法服の伝統の効用―オーストラリア
参審員フランソワーズとパリ重罪院の三日間―フランス
三色たすきの「市民裁判官」―イタリア
静かなる参審制―ポルトガル
判決は「国民の名において」―ドイツ
幸福度世界一の国とデザイン法廷―デンマーク
森と湖の国の法廷―フィンランド
ヨーロッパの香り漂うラテンアメリカの陪審制―ブラジル
伝統を引き継ぐ暑い国―ガーナ
人民陪審制の試練と再興―中国
「国民参与裁判」という新たな挑戦―韓国
裁判員制度、そして変わる刑事司法―日本
著者等紹介
神谷説子[カミヤセツコ]
ジャパンタイムズ記者。1973年生まれ。東京大学文学部、教養学部卒。司法、経済、学芸などの担当を経て現在司法を中心に社会ニュースを担当
澤康臣[サワヤスオミ]
共同通信記者。1966年生まれ。東京大学文学部卒。水戸、浦和両支局、社会部司法担当などを経て、現在東京支社編集部次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かみちゅう
1
国ごとに裁判員の選定方法や法廷の雰囲気、レイアウトに特徴があり、それでいて日本との類似点があり読んでて面白かった。日本の裁判員裁判の量刑の決め方が、合理的で公正だと思った。自分もこの本を読んで裁判員をやりたいと思ったけど、残念ながら被告人席に立つ可能性の方が数倍高い┐('~`;)┌2014/08/26
yosi
1
海外の陪審制、参審制についてジャーナリストの視点から解説。2012/10/16
525600
0
制度の説明はもちろん、法廷から法服まで非常に興味深かった。よくこれだけの数の国の情報を集めたなぁと感心してしまう。パラパラと読めるけれど、情報量は多い。面白かったです。2017/08/15