内容説明
マス・メディアの表現の自由の存在根拠を問い直す!名誉毀損やプライバシー侵害を理由にマス・メディアの責任が厳しく問われ、個人情報保護法、人権擁護法案などの法律でマス・メディアの取材・報道の自由にさまざまな制約が課されようとしている。このままマス・メディアの表現の自由を制限していってよいのか?なぜ表現の自由が保障されなければならないのか、表現の自由の根源を問う。マス・メディア関係者だけでなく、市民・学生にもぜひ読んでほしい一冊。
目次
四面楚歌のマス・メディア
マス・メディアの表現の自由は何のために認められるのか
変貌する表現の自由の法理
変貌する表現の自由の法理を考える
名誉毀損
プライバシーの権利
簡単に認められる差止め
個人情報保護法とマス・メディア
人権擁護法案とマス・メディア
青少年保護とマス・メディア
裁判員制度とマス・メディア
日本のマス・メディアをどうすればいいのか
著者等紹介
松井茂記[マツイシゲノリ]
1955年愛知県生まれ。1978年京都大学法学部卒業。1980年同大学院法学研究科修士課程修了。大阪大学大学院高等司法研究科(法科大学院)教授
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