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内容説明
民法を「学ぶ」とはどういうことか、著者渾身のメッセージ。法科大学院時代の法学部生、法学未修者におくる民法学の基礎。
目次
第1章 民法の意義と機能―隣人訴訟判決(津地裁昭和58年2月25日判決)
第2章 民法における「権利」の意味―宇奈月温泉事件判決(大審院昭和10年10月5日判決)
第3章 「人の法」としての民法―阪神電鉄事件判決(大審院昭和7年10月6日判決)
第4章 民法における権利の実現と「公序良俗」―酌婦前借金事件判決(最高裁昭和30年10月7日判決)
第5章 民法を支配する「信義則」―マンション分譲契約交渉破棄事件(最高裁昭和59年9月18日判決)
第6章 ローマ法の継受と「日本民法典」―条件付き奴隷解放遺言事件(年代不詳・古代ローマ時代)
第7章 民法規範の費用・便益(法の経済分析)―立退料「正当事由」補強判決(最高裁昭和38年3月1日判決)
第8章 民法における一般法・特別法および法の解釈―制限超過利息返還請求事件判決(最高裁昭和43年11月13日判決)
第9章 民法によって体現される憲法的価値―自衛官合祀事件判決(最高裁昭和63年6月1日判決)
第10章 現代社会における民法―高齢化・高度情報化・国際化
補章 民法のイメージ―民法解釈学に取り組みはじめた人たちに
著者等紹介
河上正二[カワカミショウジ]
1953年生まれ。1975年金沢大学法学部卒業。1982年東京大学大学院法学研究科にて学位取得。千葉大学法経学部助教授、東北大学法学部助教授を経て、1993年より東北大学法学部教授として民法講座を担当、現在、東北大学大学院法学研究科教授
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