内容説明
日本における証券化創生期からの実務をふまえ、リーガルリスクを体系化し、わが国金融システムの転換期をリードする証券化理論のダイナミズムを提示。アメリカと日本の金融史まで掘り下げ、金融市場の違いをふまえて日本の法体系と企業形態に適合した証券化の方法を模索し解説する、画期的な証券化テキスト。
目次
金融論としての証券化―証券化の現代的意義を探る
米国における証券化の歴史と日本との対比
証券化とリスクの理論
信用リスクとリスクの社会化
リーガルリスクの理論と実務
リーガルエンジニアリングの理論と限界
SPCと倒産隔離のコーポレートガバナンス
SPCと倒産隔離の実務的諸問題―SPC各論
資産別に見る日本の証券化のリーガルリスク
事業全体の証券化に関する可能性と企業担保法〔ほか〕
著者等紹介
渋谷陽一郎[シブヤヨウイチロウ]
ムーディーズの格付アナリスト、GMACコマーシャルモーゲージプレミア(サービサー許可第1号)のコンプライアンスオフィサー・常勤監査役、フォードモータークレジット(FMCC)のリーガルアナリスト・インターナルコントローラーなどを経て、新生銀行NBFS本部次長。司法書士。東京都日本橋生まれ
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