内容説明
EUの市場統合の影響を受け、大きく変化しつつあるヨーロッパ私法―その原動力となる学問的貢献、そして重要な源泉としてのEU指令(国内法への転換作業)を総合的に考察。
目次
第1部 ヨーロッパ私法の形成と方法論(ハイン・ケッツ『ヨーロッパ契約法1』について;書評『ヨーロッパ契約法1』;ヨーロッパ共通私法をいかにして達成するか;「ヨーロッパ共通私法をいかにして達成するか」をめぐっての質疑応答 ほか)
第2部 ヨーロッパ私法の諸動向(不貞関係の相手方に対する無償処分の効力―フランス破毀院1999年2月3日判決を手がかりに;フランスからみたヨーロッパ契約法の一断面―クリストフ・ジャマンの所説の紹介;契約危殆状態における法的救済に関する一考察―ウィーン国連売買条約・ユニドロワ国際商事契約 原則・ヨーロッパ契約法原則を手がかりに;ドイツ債務法の現代化と「契約締結上の過失」 ほか)
第3部 資料編
著者等紹介
川角由和[カワスミヨシカズ]
龍谷大学教授
中田邦博[ナカタクニヒロ]
龍谷大学教授
潮見佳男[シオミヨシオ]
京都大学教授
松岡久和[マツオカヒサカズ]
京都大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。