内容説明
日韓の研究者が共同して、早急に解決を要すべき「従軍慰安婦」問題を中心に、日本が戦時中に侵した違法行為に対する補償問題を多面的に論じ、その解決方向を提示。
目次
第1章 総論
第2章 戦争被害の実相と日本の戦争責任―「従軍慰安婦」問題を例に
第3章 戦後の日韓関係と戦後補償問題
第4章 戦後補償問題の解決に向けた動向
第5章 多様なレベルからの解決に向けて
第6章 日韓新時代の幕開け―相互理解をめざして
著者等紹介
池明観[チミョングワン]
1924年生まれ。ソウル大学校大学院修了。ソウル大学校講師、東京女子大学教授などを経て、現在、翰林大学校翰林科学院日本学研究所所長・教授。他に、韓日文化交流政策諮問委員長、日韓共同歴史研究韓国側代表、韓国国営放送会長などを歴任。専攻は宗教哲学
五十嵐正博[イガラシマサヒロ]
1949年生まれ。関西学院大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、Ph.D.(Law)。金沢大学助教授などを経て、現在、同教授。専攻は国際法
岡田正則[オカダマサノリ]
1957年生まれ。早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。金沢大学助教授などを経て、現在、南山大学教授。専攻は行政法
名古道功[ナコミチタカ]
1952年生まれ。京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。金沢大学助教授などを経て、現在、同教授。専攻は労働法
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