内容説明
ILO(国際労働機関)の「対日本勧告」を手掛かりに、日本の男女賃金差別と性奴隷問題の国際的位相を明らかにするジェンダー問題を考えるうえで必読の書。
目次
第1章 ILO創設と男女平等賃金原則の成立(英国;フランス ほか)
第2章 国際機関を動かす女性運動―国際NGO活動のさきがけ(女性参政権運動の高まり;平和会議に参加した早期女性ロビーイスト ほか)
第3章 日本軍性奴隷問題とILO(日本軍性奴隷問題の国際的提起;日本軍性奴隷問題に関するILOの勧告)
第4章 日本の女性賃金差別とILO(突出した日本の女性賃金差別;日本の女性賃金差別は100号条約違反 ほか)
第5章 終章(日本軍性奴隷と女性賃金差別の関係;日本軍性奴隷被害者への支援活動と男性中心主義からの脱却)
著者等紹介
戸塚悦朗[トツカエツロウ]
1942年東京都に生まれる。1970年立教大学法学部法律学科卒業。1973年弁護士登録。1990年ロンドン大学大学院(経済政治学院(LSE)LLM課程)卒業。龍谷大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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