内容説明
51年目からの憲法を考えるために35の事件・問題を収録。本書にのせたのはすべて、当事者または深いかかわりをもってきた人たちからの発信である。
目次
序論 「事実」から憲法を考える
長沼ナイキ基地訴訟―自衛隊違憲判決から四分の一世紀
砂川事件―勝利した砂川闘争
地位協定―米兵による事件・事故
沖縄における米軍用地強制使用―戦後日本の構造的沖縄差別
沖縄県知事代理署名拒否裁判―国益と県益との鋭い対立
国労バッジ事件―“職場に思想をもちこんではいけない”
夫婦別姓問題―国立大学教授の通称使用をめぐって
部落地名総鑑事件―労働権を奪う企業の差別体質を糺す
外国人の権利―続く差別と新しい局面〔ほか〕