水俣病の民衆史〈第2巻〉奇病時代1955‐1958

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水俣病の民衆史〈第2巻〉奇病時代1955‐1958

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  • サイズ A5判/ページ数 664p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535065185
  • NDC分類 519.12
  • Cコード C3321

出版社内容情報

原因不明の奇病が村を襲ったとき、患者と家族が陥った状況、村人、行政・医療の対応を、克明な証言によって明らかにする。

第一部 月浦の奇病
第一章 患者・家族に起きたこと:患家レポート1~7
第二章 月浦で起きたこと

第二部 出月の奇病
第三章 患家・家族に起きたこと:患家レポート8~14
第四章 出月で起きたこと

第三部 湯堂の奇病
第五章 患家・家族に起きたこと:患家レポート15~23
第六章 湯堂で起きたこと

終 章 三つの村の奇病のまとめ

【著者紹介】
チッソ水俣工場第一組合元委員長、水俣病市民会議会員

目次

第1部 月浦の奇病(患者と家族に起きたこと―患家レポート1~7;月浦で起きたこと)
第2部 出月の奇病(患者と家族に起きたこと―患家レポート8~14;出月で起きたこと)
第3部 湯堂の奇病(患者と家族に起きたこと―患家レポート15~23;湯堂で起きたこと)
終章 三つの村の奇病のまとめ

著者等紹介

岡本達明[オカモトタツアキ]
1935年東京生まれ。1957年東京大学法学部卒業、新日本窒素肥料株式会社入社。1970~78年チッソ水俣工場第一組合委員長。1990年チッソ株式会社退社。『聞書 水俣民衆史』全5巻、草風館、1989~09年(松崎次夫と共編)(1990年度毎日出版文化賞受賞)。『水俣病の科学』日本評論社、2001年(西村肇と共著)(2001年度毎日出版文化賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぐうぐう

38
新日窒工場からの排水に含まれていた有機水銀が原因と認定されるまで、水俣病は奇病と言われ、恐れられた。その時代を取り上げる『水俣病の民衆史』第二巻。原因不明の病いは当初、伝染病を疑われた。そこにまず、患者とその家族の悲劇がある。「近所の人から嫌われ、交際も止まり、誰一人として来ないようになった。避病院の帰りは、頭の上から下駄の裏まで消毒されるのでその臭いがひどく、行ったり来たりのバスの中や、降りてからも人と会えば、「ああ、田中どんの通らる」と逃げられた。一家心中のことを何回も考えた。(つづく)2022/02/22

belier

2
重篤な患者が続出した最初期水俣病。その発生地域における被害者漁民の家族に対する聞き書きで構成。かなりつらい。石牟礼道子『苦界浄土』でチッソ相手に奮闘する人たちや、よく知られている重症患者が、いかに病苦や周囲の人々の対応等に苦しんできたかよくわかる。今回初めて知った人たちの苦しみも凄まじい。著者の言うように「この世のものとも思えない」。目を開かれたのは、割と好意的に語られがちな熊大医学部の対応について。著者は人体実験とも言える非人道的な扱いがあったと糾弾する。山中九平のモデルと思われる少年の話もあった。2024/06/05

Hiroki Nishizumi

2
水俣病の発病といっても実にいろんなケースがあり、すぐに亡くなることもあれば、長い間苦しみのたうちまわることもある。産まれたときに病に罹っていることもある。原因が分からず患者は勿論のこと医師も行政も、また廃液を出している工場も皆事態が呑み込めず茫然と、あるいは悩み過ごす。生活保護を受けると差別を受けることは容易に想像されるが、それでもあからさまな差別が公然と行われていた事実にも愕然とする。読み続けるのか辛かった。2016/04/13

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