神戸学院大学法学研究叢書<br> 仁保事件救援運動史―命と人権はいかにして守られたか

神戸学院大学法学研究叢書
仁保事件救援運動史―命と人権はいかにして守られたか

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  • サイズ A5判/ページ数 456p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784535058040
  • NDC分類 326.23
  • Cコード C3332

内容説明

獄中への手紙―書き手は、書くという行為によって利益を得ることを、なんら期待していない。書かなければならない義理もない。それはまったく、本人の自発的動機にもとづくものである。公表されることを予定していないから虚飾もない。さまざまな人々が、獄中の被告人に激励の手紙を書いた。そこに書かれている、さまざまな支援活動こそが、ひとりの人間のいのちを、まぎれもなく救ったのである。本書は、獄中への手紙でつづる、ユニークな人権活動史でもある。

目次

どのような営為が生命を救ったのか―「もう一つの人権論」の試み
仁保事件の概要
真実の伝播(その開始;その中心的担い手たちの登場)
真実の力なお及ばず―第二審も死刑
真実のひろがり、燎原の火のように―1969年の運動
役者はそろった―通保、仕事を辞めて専従に
怒濤の進撃―最高裁包囲へ
命は助かった―最高裁、原審破棄・広島高裁へ差戻し
真実、ついに勝利す―差戻審での巻き返しを許さず
ふるさとに抱かれ、誠実な一社会人として―無罪確定後の岡部保の歩み

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