内容説明
開発途上国と旧ソ連・東欧諸国への経済援助において、いまや最前線にあるIMF(国際通貨基金)と世界銀行。しかし、その内側はほとんど知られていない。両機関に正規のエコノミストとして働く夫妻が描いた巨大国際金融機関の素顔。
目次
1 90年代のザ・ファンドとザ・バンク
2 経済危機の症状とIMFの処方箋
3 債務救済メカニズム
4 IMF融資と国際政治
5 世銀―世界をリードする巨大官僚機構
6 開発援助の前線で
7 国際公務員の人間模様
8 ペルーの経済改革と民主主義
9 市場への遠く険しい道のり
10 比較援助学のすすめ
11 日本の貢献―カネ・ヒト・理念