日評選書<br> 東京裁判

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日評選書
東京裁判

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535011373
  • NDC分類 916

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こまったまこ

5
著者は東京裁判で大島浩中将の弁護を担当した弁護士。実際に弁護した側の内容なので臨場感があり、また内部事情が色々分かってかなり興味深かった。前半は裁判の裏方を詳細に紹介し、日本人弁護士の待遇の悪さを告白。報酬の面で初期の頃は大変苦労した、日本人弁護士内で相当根深い対立があったなど。優秀な米国人弁護士は粘り強くまたかなり熱心に職務に当たった。被告人全員についての人柄と書いてもらった揮毫を紹介。暴露話が面白いが人名を特定していないのでもどかしい。弁護士視点なので公平ではあるが被告に対し少し冷たい気がした。2015/12/16

鹿之介

0
東京裁判で大島浩の弁護人を努めた人の著書。でありながら著者は東京裁判で弁護側の主張した「東京裁判は勝者の敗者へ対する一方的裁判であるという主張に賛同していない。ごく単純に言うと、負けたんだし実際侵略したんだししょうがなくない?みたいな。弁護側もこのように様々な考え方の人がいたのですね。弁護人たちの職場(?)状況や被告人たちの様子なども書かれていて興味深い。2022/04/06

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