出版社内容情報
死と隣り合わせで生きる南吉はいのちの深さと奇跡を心やさしく訴える。南吉の「こころ」をキーワードに選択した珠玉の短詩形文学集。
内容説明
29歳の若さで死去した童話作家・新美南吉。死ととなり合わせで生きる南吉はいのちの深さと奇跡を心やさしく訴える。とくに東日本大震災以後、既存の詩集にあきたらなくなった編者が、いまだから読みたい南吉の詩歌を再編集。
目次
春になると
風の光
小さな泉
静かな幸福
天地の間
不幸者にして
著者等紹介
石川勝治[イシカワカツハル]
1938年、愛知県生まれ。京都大学文学部で独文学専攻、ゲーテ・リルケ論18編。長崎県立大学名誉教授。愛知県立農業大学校で英語を教え、5編の南吉論を書く
斎藤卓志[サイトウタクシ]
1948年、愛知県生まれ。民俗学者。中京大学法学部卒業、佛教大学文学部(通信)卒業。元安城市職員(学芸員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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