目次
序論 人間の安全保障とヒューマン・トラフィキング
第1部 ヒューマン・トラフィキングと国際社会(国際的な人の移動とトラフィキング;国際人身取引の現段階―国際犯罪の重要な構成要素;米合衆国と南北アメリカにおける人身売買―導入的調査;韓国における外国人女性の人身売買―興行業界での実態;ロシアにおける人身取引;不法移住、密入国、人身取引に対するEUの戦い;ドイツにおける売春規制法と人身保護;中国におけるヒューマン・トラフィキング)
第2部 日本におけるヒューマン・トラフィキングと法(人身取引問題の現状と課題;人身取引規制法の現段階;人身取引被害者の保護支援と被害防止;人身売買と入管行政の課題;出入国管理行政の現状と課題―欧米との比較;人身取引の刑法解釈論的考察―日独の2005年改正規定を中心に;人身売買被害者の刑事裁判、何が問われているのか―「タイ人女性人身売買事件」を契機に)
著者等紹介
大久保史郎[オオクボシロウ]
1943年生まれ。名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位取得中退。立命館大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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