内容説明
本書は、法科大学院の民法を中心とした民事系科目の教材として使用することを目的に編集されたものである。法科大学院は、法曹養成に特化した教育を行うものとされるが、法曹にとっての法律知識は、単なる法律理論についての知識にとどまってはならず、紛争を解決するための道具として活用できる知識でなければならない。本書は、こうした問題意識のもとに、最高裁判決あるいは事件について、第一審判決および控訴審判決を含めて訴訟の推移全体を検討し、法律が紛争解決にどのように使われているかを理解させようとするものである。
目次
法律行為
代理
時効
占有権
所有権
建物区分所有法
地役権
抵当権
債権の効力
債権譲渡〔ほか〕
著者等紹介
磯村保[イソムラタモツ]
神戸大学法科大学院教授
大橋正春[オオハシマサハル]
弁護士
川島清嘉[カワシマキヨシ]
弁護士、横浜国立大学法科大学院教授
松本恒雄[マツモトツネオ]
一橋大学法科大学院教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。