内容説明
「男らしさ」「女らしさ」をめぐる労務の課題と実務の最適解がよくわかる。人事労務担当者はもちろん、部下を持つ管理職のテキストとしても使える!
目次
第1章 ジェンダーと労務管理の全体像
第2章 募集・採用・労働契約
第3章 雇用形態・勤務条件
第4章 賃金・福利厚生・施設管理
第5章 服務規律・服装規定
第6章 ハラスメント・懲戒
第7章 解雇・退職
著者等紹介
小岩広宣[コイワヒロノリ]
社会保険労務士法人ナデック代表社員。一般社団法人ジェンダーキャリアコンサルティング協会代表理事。特定社会保険労務士。特定行政書士。国家資格キャリアコンサルタント。ジェンダー法学会会員。日本ジェンダー学会会員。ジェンダー史学会会員。経営法曹会議賛助会員。20代で社会保険労務士として独立。以来、20年以上にわたり、ひとり企業から上場企業まで幅広い労務管理に携わり、労働法改正や人材派遣分野の専門家として全国にクライアントを持つ。近年は、ジェンダーやダイバーシティ分野について、法律、キャリア、職場風土などの視点からの発信・提案や実務の対応を行っており、労働法や多様な働き方をめぐる登壇や寄稿多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Sakie
14
過度に「男らしさ」「女らしさ」を押しつけた制度設計に陥っていないかチェックのために。女性、高齢者、障碍者、Z世代、性的マイノリティといった属性も含め、特徴や雇用条件・勤務形態のバリエーションの説明が多様で、取り入れる参考になる。在籍する男性社員・女性社員・経営者へそれぞれ理解と対応を求める呼びかけも興味深い。さて結果としては、旧来型の人員配置にはなっており、特に中高年にアンコンシャス・バイアスが残っているものの、制度としてはオールラウンドウェルカムなものにできている。引き続き細かな観察と対応が必要だ。2025/05/09