内容説明
つい、誰かに話したくなる「人の営み」の謎。社会生活における人の心と行動の不思議。避妊に対する態度は文化によって違う。女性の多い職場での男性の意外な気持ち。テイクよりもギブがいい理由。事実より、フェイクニュースのほうが拡散されやすい。食べる物とメンタルの意外な関係。最新の研究から74例を紹介。
目次
第1章 社会・文化の心理学
第2章 パーソナリティ・人間関係の心理学
第3章 経済・ビジネスの心理学
第4章 認知・感情の心理学
第5章 教育・学習の心理学
第6章 健康・幸福の心理学
著者等紹介
内藤誼人[ナイトウヨシヒト]
心理学者。立正大学客員教授。有限会社アンギルド代表。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。社会心理学の知見をベースに、心理学の応用に力を注ぎ、ビジネスを中心とした実践的なアドバイスに定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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.forest
1
心理学という専門的な本というよりも、雑学よりの内容ですごく読みやすかった。著者が社会心理学を紹介しているような本で、読者も気軽に社会心理学について触れることができてすごく良い本だと思った。2025/01/09
すうさん
1
社会心理学についての話だが、あくまで日本であるということで理解した方が良い。国や文化によって人間の社会心理は変わる。とくに経済、ビジネス、文化の面は多様。末章の人間の健康や幸福については自分の社会的な立場や役割、また年代・年齢で大きく異なってくるような気がする。この本を読んで現在の悩みを少し解消したり、過去の自分の行動を理解したりするのは本書は役立つかもしれないが金科玉条のようにすべきではない。すぐに使えるものはやがて使えなくなるというのが「道具」なので、常に我々は社会を観察し続けないといけないと感じた。2024/10/13
kaz
0
なんとなく知っていることや当然だろうということも多々あるが、面白い視点の話もあり、暇つぶしにはなる。図書館の内容紹介は『「避妊に対する態度は文化によって違う」「事実より、フェイクニュースのほうが拡散されやすい」…。社会生活における人の心と行動の不思議を解説。使える・おもしろい・役に立つ社会心理学の知識を紹介する』。2025/03/04
ありつつ
0
社会・文化の広い範囲から感情・健康の個人向けな狭まった範囲までテーマ分けされて記載されていて、内容もシンプルでとても読みやすかった。 広い範囲のことは社会ニュースを考える際に参考情報になるだろうし、個人的な内容は実践していきたい。 新しいことを始めるのはお金に余裕がある時に、時間に余裕がある予定の組み方をすること、自信をつけたい時は現金を多めに持つ、たまには予定を決めてないお出掛けを、可能なだけ少人数のセミナーを選ぶ、陽気に生きる、人生常に勉強、人間関係は性善説で考える、幅広いタイプの人と関わること。2024/10/30
ま
0
参考になる箇所はいくつか。 テイクよりもギブがいい ポジティブな気分で仕事の能率アップ 相手の目を見つめることが人間関係をよくする 集中したければ自然の音を聞く 意味を見つけるとやる気が出る 筆者の言葉尻が気になる箇所がちょこちょこあった。 女性蔑視まではいかないけど、そういった表現があったりうつ病患者に対しての理解や配慮は感じられないなと思った。 精神疾患あるときついな2024/09/12
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