内容説明
構成の立て方が体系的に理解できる第1部、大学で通用する文章術を習得できる第2部、進化するデータ収集・執筆方法がわかる第3部で、論理的でオリジナリティのある論文が書けるようになります。「論文って何?」という人も大丈夫。豊富な例文と27問の練習で自然と正しい書き方が身につきます。
目次
第1部 論文の構成(論文の構成の考え方;問う―目的;調べる―先行研究;選ぶ―資料と方法;確かめる―結果と分析;裏づける―考察;まとめる―結論;校正する―提出前の原稿チェック)
第2部 論文の表現(論文の表現の考え方;正確な言葉選び;正確な表記;論文専用の表現;論文の文体;明晰な文;明晰な文章展開;書き手の責任)
第3部 論文と社会(オープンサイエンスの考え方;生成AIの勘どころ)
著者等紹介
石黒圭[イシグロケイ]
国立国語研究所教授・共同利用推進センター長、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ブルーツ・リー
2
論文の書き方の、あくまで、基本。初心者向けに書かれた内容だったのだけれど、論文は、難解です。 自分は論文ではなく、小説を書くので、むしろ、型にはまりすぎた文章を書くと、文学としてどうなんだろう?と考えてしまう人間です。 論文の技法に全く慣れないので、具合悪い事もあって、読んでいてかなり煩悶しました。 大学院生ですとか、その辺りは、これを当たり前にできなくてはいけない訳で、やはり、それなりに質の高い授業というものを、大学生は行っていますね。 文学とはまた違った、唯一絶対を求める物の書き方です。2025/04/17
ゼロ投資大学
0
論文を執筆する環境は昔と比べて飛躍的に改善した。オープンサイエンスの進展とテキスト生成AIの登場が大きい。インターネット上で閲覧できる論文が飛躍的に増加したことによって、効率的に文献収集を行うことができるようになった。ChatGPTをはじめとした生成AIの登場によって、論文の構成が圧倒的に簡単になった。2024/03/23