内容説明
原価計算基準に沿った伝統的原価計算の目的と体系。「費目別計算」「部門別計算」「製品別計算」の3ステップ。4種類の総合原価計算の特徴と計算方法。全部原価計算が抱える問題点と直接原価計算の特徴。製品別の原価を事前に計算する標準原価計算の進め方。活動基準原価計算(ABC)のフレームワーク。ほんとうに知っておくべきこと。
目次
第1章 原価計算の本質と概念
第2章 原価の分類、種類、形態
第3章 費目別計算―原価要素をどのように分類して集計するか?
第4章 部門別計算―原価部門をどのように設定し、原価を集計するか?
第5章 個別原価計算―製品別に原価をどのように集計するか?
第6章 総合原価計算―一定期間の原価をどのように計算するか?
第7章 標準原価計算―目標となる原価と実際の原価の差はどれくらいあるか?その原因は何か?
第8章 直接原価計算―どのように変動費と固定費に分けて原価を計算するか?
第9章 活動基準原価計算―活動ごとに原価をどのように計算するか?
著者等紹介
林總[ハヤシアツム]
公認会計士、税理士、LEC会計大学院客員教授、元明治大学専門職大学院特任教授。監査法人勤務を経て独立。現在、経営相談の対応、講演、執筆活動などを行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
2
この本は、会計帳簿に反映させるための、原価計算基準の解説だが、p.11に原価計算の目的として、製品価格の見積もり、経営上の意思決定も掲げられている。リアルタイムで経営上の意思決定ができればおもしろいと思う。2023/04/09
斉の管仲
0
「原価計算基準」昭和37年をベースに解説しているので、とても良い本です。「原価計算基準仮案」の解説もあり、原価計算を学ぶなら、「原価計算基準」を片手に、この本を読めば良いと思います。2024/04/25
黒とかげ
0
なるほどなぁ。簿記二級プラスくらいのレベルかな。一回読んだだけでは理解しきれない。いずれ再読しよう。2022/11/27