出版社内容情報
変化の激しい時代を勝ち抜くために欠かせない、アライアンスのプロセス全体がわかる本。
内容説明
アライアンスは、オープンイノベーション時代ならではの道具!激動の競争環境を、アライアンスで乗り越える。
目次
第1章 戦略的アライアンスの時代
第2章 アライアンスの戦略策定
第3章 アライアンスパートナーの選定
第4章 アライアンスにおける交渉プロセス
第5章 アライアンス契約に共通のポイント
第6章 契約類型ごとのポイント
第7章 アライアンス成立後の進め方
著者等紹介
野本遼平[ノモトリョウヘイ]
弁護士。2015年にKDDIグループのSupershipホールディングスに入社。2019年よりグロービス・キャピタル・パートナーズにて、ベンチャー・キャピタリストとしてベンチャー企業への投資及びハンズオンでの経営支援に従事。慶応義塾大学法学部卒、東京大学法科大学院修了。第二東京弁護士会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
3
アライアンスの方法と言えば、技術提携や販売提携といった比較的軽いものから、資本提携やJVといった結びつきの強いものまで、様々なものがある。本書は、そういったアライアンスの諸方法に関しての全体感を示してくれる。特に、それぞれのアライアンスの「目的」部分を述べた上で、その概観を示してくれているので読みやすい。ただし、本書のはしがきにもあるが、本書はあくまでも全体感を掴むものにすぎないので、個々の実務を行う上ではより詳細な本を紐解く必要はあると思う。自分の目の前の仕事の「位置づけ」を知るためには良い本だと思う。2021/02/13
たこ焼き
1
ブランドは万能なものではなく、イメージである。まず○○なら△△というように認知してもらえるものを作る。(ただし一度作り上げられたブランドに縛られるという側面もある)アライアンスは目的の明確化に心を砕く。その目的の達成のために、1.どこまで強く結び付くか(提携方法)2.リソース負担の配分(負担大=発言権大)3.体制4.成果物の配分4.常時・臨時のコミュニケーション方法5.想定ケースごとの状況変化があったときの変更方法6.想定ケースごとの解消時の対応をまとめておく必要がある。2020/05/18
akiapa2
0
コアプロダクトに加えてプラットフォームを制するものがビジネスを制する時代、戦略的アライアンスの重要性が増している。戦略目標から入手したい経営資源を具体的に特定する。ゼロサムにならない統合的分配を重視しつつ、双方のパワーバランスを設計することが重要。相互に拠出した経営資源の制約条件を決めておくことも意識すべき点。出資の場合、株式の過半数を確保するか3分の1をとって重要事項の拒否権を得ることが一つのポイント。ただし3分の1では取締役の選出権限がないため、別途出資契約で条件を加えておくことが一般的。2020/11/24
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