出版社内容情報
不登校、発達障害、貧困、非行……あなたが抱える悩みの解決法と、進路・職業、人生のガイドマップ
内容説明
子どもの問題と向きあってきた作家・石井光太が、教育や児童福祉などの現場で働く人に取材してまとめた10代のための人生ガイド!なやみの相談先や解決方法、進路・職業の選び方がわかる!
目次
1 「学校」のなやみ(不登校;ひきこもり;みんなとちがう・発達障害)
2 「家庭」のなやみ(夜の留守番;親の離婚・再婚;家庭内暴力;虐待)
3 「体」のなやみ(外見のなやみ;妊娠;セクシュアリティ)
4 「お金がない」なやみ(家が貧乏;非行・不良といわれる)
5 「進路」のなやみ(進学)
著者等紹介
石井光太[イシイコウタ]
1977年、東京生まれ。『物乞う仏陀』でデビューし、国内外を舞台としたノンフィクションを精力的に発表。子どもの問題を扱った作品も多い。児童書、小説など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご
42
タイトル見て「これはうちの長男が読むべき本でしょ!」と思ったが、石井光太さんって事で、ホントに問題を抱えてる君向けの本でした。家庭内暴力があるよ、とか、貧乏だよ、とかね。とにかく「君は一人じゃあない」「君の相談に乗ってくれる人がいるから」と繰り返します。(このままじゃあイカンな)と思ってたら変わることができるチャンス。マイサン、学校には行けてる。朝起きて夜寝られてる。挨拶できる。うーん、じゃあいいか?いいのか?はてさて、彼はどんな大人になるんでしょうか。3つ下の次男もね。2023/08/10
さおり
35
私の知る限り、スクールカウンセラーは万能ではないし、この本に書いてある程には役に立ちません。あと、私の専門分野のところはなーんかピンとこない感じだったので、他は大丈夫、、、?って心配になっちゃった。が、どうしたらいいかわからない子どもが「大人に話してみよう」って気持ちになるためには、これくらい夢物語が書いてなきゃダメなのかも。最後の、この本のブックデザイナーと編集者の言葉は良かったと思います。2024/01/07
たまきら
30
ティーンズコーナーより。石井さんが著者になっていますが、未成年の「いま」に取り組んでいる人たちが何人も登場し、娘を持つ親として(私にはこういうことができる)と確認させてもらえる素晴らしい内容でした。多岐にわたって様々なこどものサポートシステムが説明されており、まさに「図鑑」。図書館や児童館、学校などで子供の手に取りやすいところに置いておいてほしいー悩みに寄り添えるに足る一冊です。2025/02/16
Akihiro Nishio
22
知り合いが少し書いたとのことで貰った本。筆者には名著も多いと聞くが、本書はイマイチか。困りごとに陥っている子供にアドバイスという形で書かれているが、公的サービス、NPOの活動案内になっており、そうした子供が自分で相談できるかなと思ってしまう。また、現実的には機能していない制度・サービスも多く、相談員の資質に大きく左右されるという現実がある。これを読んで勇気を出して相談したところたらい回しにされたら萎えるでしょう。特にスクールカウンセラーは万能に描かれ過ぎ。非常勤職員にそこまでの役割は期待できない。2019/07/03
てん子(^_-)
9
若者の悩みの相談所を丁寧に案内している本。どこに?どんな人に?悩みによって持っていく場は違う。場がわからないからあきらめたり自暴自棄になったりするのだ。そうならないためにこの本をそっと置いておきたい。公共図書館、学校図書館、公民館、学童所。でも、一つ、懸念が。文章を読む習慣のない子どもは本自体に関心がない。まずは手にしてほしいけど。2021/12/03