出版社内容情報
外国人投資家の実像をよく知る著者が彼らのやり方と個人投資家がそこから学んで儲ける方法を解説
内容説明
2017年9~10月に5兆円超の買い越しで日経平均16連騰!日本株市場の主導権を握るプレーヤーたちの実像は?「誰が、いつ、何を、買うのか売るのか」がクリアに見えてくる!
目次
第1章 外国人投資家とはどういう人たちで日本株をどう売買しているのか?
第2章 いま外国人投資家は日本経済と株式市場をどう見ているのか?
第3章 いま外国人投資家が注目している日本株の投資テーマはコレだ!
第4章 外国人投資家がもっと買いたくなる日本企業の姿とは?
第5章 外国人投資家の投資行動を活用して儲けるための7つの方法
第6章 主要な外国人投資家(運用会社)の考え方や投資手法はこうなっている
著者等紹介
菊地正俊[キクチマサトシ]
みずほ証券エクイティ調査部、チーフ株式ストラテジスト。1986年東京大学農学部卒業後、大和証券入社、大和総研、2000年にメリルリンチ日本証券を経て、2012年より現職。1991年米国コーネル大学よりMBA。日経ヴェリタス・ストラテジストランキング2017年1位。インスティチューショナル・インベスター誌・ストラテジストランキング2017年1位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
72
株や投資信託をやっていなくても、海外の方が日本という国に対してどういう目で見ているのよく分かる本。「神の見えざる手」とはあまりにも有名な言葉だが、まさしく市場は神のごとくすべてお見通しである。最も印象的な箇所は日銀によるETF購入について。社会主義経済のお手本以外の何物でもないらしい。株価を買い支えるために私企業を国有化して株主総会で議決権を行使しないことは、かつて批判された「株式の持ち合い」を彷彿とさせる。経営者の意識を弛緩させる行為は近い将来、日本経済に「神の鉄槌」が下されるのではないかと感じた。2018/03/17
奈良 楓
14
【良かった】著者の外国人投資家シリーズの最新刊(2022.8)が良かったので買いました。本書は2017年刊。外国人投資家の基本的習性を学ぶのに良い本と思います。2023/02/11
マラソンマン
7
コバンザメ投資 ジンガイとは逆にする。 9月に買って4月に売る2018/02/25
kousan
4
外国人は8月や上期末で売り。10月以降は買いに成る傾向があるというのは、今年はあたっていた。でもゼッタイではない。投資は自己責任でね。2018/10/05
templecity
4
外国投資家が日本のことをどう見て、どう判断しているかがわかる。安倍政権が安定していることに対して、国民の痛みを伴う改革をすると思えば株価は上がり、しかし結局動きそうにないと思えばまた下がる。グアムがどこにあるか分からないので、ちょっと北朝鮮のミサイルが飛べば、米国の株価は下がる。米国と中国の2Gの時代と思っているから、日本が中国に対して余計な事をすると思えば株価は反応する。欧米流のガバナンスは良いとみなされる。(続きあり)2018/08/24