内容説明
40‐65歳が物事をいちばん賢く考えられる。最新の脳科学研究でわかったのは、「人生の満足度は65歳で頂点に達する」こと。真の年齢とは生後何年経過したかではなく、この先、何年生きられるか。本当はすごい、「大人の脳」の秘密。
目次
01 「中年になると脳は衰える」というのはウソ(失ったものより得たもののほうが大きい―本当にボケてしまっている人は誰もいない;思考速度は落ちても質はとても高くなる―あなたの脳は、自分が思っているよりもずっと賢い;若いときに見つからなかった「輝く場所」―悪い側面を避け、よい方向に集中する ほか)
02 本当はすごい「大人の脳」(時間とともに変わるもの―なぜ中年になると人の名前をド忘れするのか?;中年以降は2つの脳を使おう―2つの脳は両輪となり力を発揮する;損傷から逃れる「脳力」―必要なときに利用できる「予備の能力」の可能性)
03 より健康な脳を作るための習慣(エクササイズが脳を強くする―鍵となるのは海馬の一部「歯状回」;思考の糧―頭がよくなる食物とは何か?;脳に効く最高のトレーニング―脳が最適に働く回路の鍛え方)
著者等紹介
ストローチ,バーバラ[ストローチ,バーバラ] [Strauch,Barbara]
『ニューヨーク・タイムズ』の科学・健康・医療系記事の副編集長(出版当時。後に科学系記事の編集デスク)。米国カリフォルニア大学バークレー校(英文学専攻)卒業後、新聞記者として長年のキャリアを持つ。扱う範囲はスペースシャトルのミッションから警官の娯射事件まで幅広く、ニューヨークの地下鉄事故の記事はピューリッツァー賞を受賞した(1992年)
池谷裕二[イケガヤユウジ]
1970年、静岡県藤枝市生まれ。脳研究者。東京大学薬学部教授。薬学博士。神経科学および薬理学を専門とし、海馬や大脳皮質の可塑性を研究
浅野義輝[アサノヨシテル]
東京都生まれ。国際基督教大学卒業、米・インディアナ大学大学院修士課程(言語学)修了、米・コロラド大学大学院博士課程(言語学)中退。バベル翻訳大学院翻訳修士取得。大学卒業後、翻訳会社で制作を担当する傍ら、技術文書などの翻訳を請け負ったことをきっかけに翻訳の世界へ。ソフトウェアのローカリゼーション、システムテスターなどを経て、現在は米国の計測器メーカーのシニア常駐技術翻訳者。大学院で認知科学を学び、コロラド大学の認知科学研究所より認知科学関連コースの履修証明書を受ける。日本認知科学会会員。アメリカ翻訳者協会認定翻訳者、日本翻訳協会公認翻訳専門職資格など保有(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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