世界を読み解く経済思想の授業―スミス、ケインズからピケティまで

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784534053039
  • NDC分類 331.2
  • Cコード C0033

出版社内容情報

あらゆる経済理論には歴史的文脈がある。経済学は危機に対処する人間の思想に他ならない。現代中国経済のスペシャリストが問う歴史+政策+理論の合成としての経済思想を?める1冊。ニュースもピケティも本書を読めばもっとわかる!

内容説明

エコノミストたちが格闘してきた「危機の資本主義」―経済理論、経済史、社会史、地政学、経済政策を俯瞰する教養としての経済思想。

目次

序章 経済危機へのまなざし―経済には倫理と強い精神力が必要である
第1章 主流派経済学の攻防―ケインズから反ケインズへ
第2章 異端派から見た現代社会―主流派には見えざる“制度”
第3章 さまざまな資本主義―グローバリズムか?多様性か?
第4章 米・独・仏の資本主義―危機に立ち向かうそれぞれの経済学
第5章 日本資本主義の倫理―江戸時代の経済思想
第6章 日本資本主義の歩み―戦時体制、日本的経営、経済危機、格差

著者等紹介

田中修[タナカオサム]
学術博士(東京大学)。専門は現代中国経済、中国のマクロ経済政策。1958年東京に生まれる。1982年東京大学法学部卒業、大蔵省入省。1996年から2000年まで在中国日本国大使館経済部に1等書記官・参事官として勤務。帰国後、財務省主計局主計官、信州大学経済学部教授、内閣府参事官、東京大学客員教授等を経て、2010年より財務省財務総合政策研究所副所長、2015年7月より財務省大臣官房政策評価審議官を兼務。著書に『検証 現代中国の経済政策決定』(日本経済新聞出版社、2008年アジア・太平洋賞特別賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めどうさ

6
途中で読むのをやめました。経済学の発展を系譜的にわかりやすくまとめたものかと期待して買ったのですが、全く内容は違いました。ケインズや新古典派が何を主張していたかなど初めからある程度の知識が必要です。本の帯に超入門と書いていますが真っ赤な嘘ですね。2015/08/28

nori

4
I expected for stream of economic thought but each chapter are independent and no explanation for relationship between them. Another disadvantage was not enough analysis about financial market. Maybe it was issued on 2015 but actually written before QE.2016/02/04

Hiroki Nishizumi

2
経済思想を駆け足で解説。次に読むべき本のガイドとして悪くなかった。2017/04/05

Yudai

1
資本主義は人々が道徳観を身につけて初めて成り立つ。アダムスミスの国富論を読むと、人々が自らの欲望のままに行動しても、市場メカニズムのお陰で最適に資源が分配されるように一見思える。しかし、彼は同時に道徳感情論という本を出版しており、フェアプレーの精神を備え、ルールの上で市場に参加しないと、社会の秩序が保たれないことを指摘している。アメリカで金融危機が起こったのは、まさに人々が短期的な利益を求めて、ハイリスクハイリターンの商品をローリスクハイリターンに見せかけて売りさばいていたことが最大の原因である。2016/02/28

くりちゃん(有給を望んじゃいかんのか?)

1
★1.5。帯に短したすきに長しな本。再読はない。2016/01/24

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