内容説明
あの「起業家のバイブル」が全面改訂!改正会社法を反映したベンチャーのガバナンスを最終章に追加。
目次
序章 なぜ今「ベンチャー」なのか?
第1章 ベンチャーファイナンスの全体像
第2章 会社の始め方
第3章 事業計画の作り方
第4章 企業価値とは何か?
第5章 ストックオプションを活用する
第6章 資本政策の作り方
第7章 投資契約と投資家との交渉
第8章 優先株式のすすめ
第9章 ベンチャーのコーポレートガバナンス
著者等紹介
磯崎哲也[イソザキテツヤ]
1984年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。長銀総合研究所で、経営戦略・新規事業・システム等の経営コンサルタント、インターネット産業のアナリストとして勤務した後、1998年ベンチャーの世界に入り、カブドットコム証券株式会社社外取締役、株式会社ミクシィ社外監査役、中央大学法科大学院兼任講師等を歴任。公認会計士、税理士、システム監査技術者。現在、Femto Growth Capital LLPゼネラルパートナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
93
ベンチャー企業向けの資金調達に関する本で、前著も読んでいて参考になったのでこの増訂版も読んでみました。財務諸表的なものよりもベンチャーファイナンスの全体像などがよくわかります。またコーポレートガバナンスなどについてもよく書かれていて参考になります。ZOZOの身売りなどのニュースもあったりするので今後もこの分野で情報を収集しようと思っています。2019/09/13
miyatatsu
11
ビジネスを始めたいと思っている人にとっては必読の一冊。非常にわかりやすい内容でありながら、かなり詳しいところまで紹介されていました。2019/09/19
Emkay
11
痒いところに手が届く、意外と誰も教えてくれない起業直後のファイナンス解説本。基本中の基本情報も多々あったが、マクロから細々としたミクロのことまで勉強になった。特に、エンジェル投資家にとって参考になる情報を探し求めながら読んだ。エンジェル投資家は創業者と協働する部分と、純粋な投資家である部分が同居しているので、立ち位置が難しい。いかにして株価を設定するのかは、どこに落としどころを決めるかによって決まる。優先株やストックオプションの話は知ってはいたが、IPO前提や後のラウンドでなければ関係が薄いと思った。2018/01/03
かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO
10
資金調達○○億円とか、ベンチャー界隈で働いてるからよく耳にするけど、実際にどんな社会のシステムで、そんな金額のお金が動くのかということが少し理解できた気がする。あとはストックオプションの話。会社と株とストックオプションと資金調達らへんの話は密接につながっていて、起業して会社をつくって急成長させる時には、避けては通れない話。でも、起業する側としては、いかに利益率の高いビジネスを考えて、資金を調達して、その資金で、人を雇ってビジネスを回していくということが基本。それはシンプルなことだなと思った。2021/03/29
速読おやじ
9
著者から献本頂きました。とても分かりやすい。自分がベンチャーを立ち上げるとかって余り現実味は帯びないが、優先株やストックオプションの使い方などは参考になる。優先株も非参加型、参加型でリターン変わってくるし、途中で株価下がってもフルラチェット条項なんていうものもあるし。昔の日本は株といえば普通株しか無いも同然だったので、優先株の出現はベンチャーにとっては有益な手段ですな。2019/10/10