立花隆の「宇宙教室」―「正しく思考する技術」を磨く

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784534052001
  • NDC分類 440
  • Cコード C0030

内容説明

立花隆の発案で、東北の小学校で「宇宙を考える」授業が始まった。「教科書に書いてあることだけが正しいわけではない」「何かをやる時には、ヒト、モノ、カネ、そして時間の発想が必要」―。高度な知識を求められる授業に戸惑う子どもたちも、やがて「正しく思考する技術」を獲得していく。併せて、太陽系外惑星研究の第一人者・田村元秀×立花隆、「はやぶさ2」プロジェクトマネージャーの國中均×立花隆の対談を収録。

目次

第1部 宇宙科学の最先端をのぞく(宇宙に生命は存在するか?ケプラーでわかった系外惑星の新事実;世界を先回りして待て!「はやぶさ2」と惑星探査の未来)
第2部 立花隆さんと東北の小学校で「宇宙」を教える―仙台市富沢小学校での教育実践「宇宙を考える」の記録より(思いがけない立花隆さんの一言;本邦初!「宇宙を考える」授業の計画を立てる;正しく思考する4つの技術;子どもたちの驚くべき吸収力;テレビ授業ではじめて立花隆さんに会う;子どもたちの深まる思考力;「正しく思考する」意義)

著者等紹介

立花隆[タチバナタカシ]
評論家・ジャーナリスト。1940年、長崎県生まれ。1964年、東京大学文学部仏文科卒業後、文藝春秋入社。1966年に退社。1967年、東京大学文学部哲学科に学士入学。その後、ジャーナリストとして活躍。1979年、『日本共産党の研究』で第一回講談社ノンフィクション賞受賞。1983年、第31回菊池寛賞受賞。1998年、第1回司馬遼太郎賞受賞

岩田陽子[イワタヨウコ]
お茶の水女子大学特任准教授。慶應義塾大学卒業後、産業能率大学総合研究所にて人材育成のコンサルティング業務に従事。その後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)にて初代の人文・社会科学コーディネータとして活動。2013年よりお茶の水女子大学に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

35
考えることに楽しみを見出し、可能性を拡げる。前半では宇宙の無限の可能性を科学的に、後半では子供たちの可能性を思考を通して路を拡げる。岩田氏の「4つの技術」は、現代教育への問題提起かもしれない。理想と現実の狭間で、如何に子供の可能性を育むか・・・。読後、2児の父親として、改めて考えさせられる。結局、大枠では妥協、あるいは納得の上で選択肢を狭めているんだろうなぁ。だから少しでも”スペース”を残して置くようにしないと!2015/02/05

zoe

20
JAXAの職員兼大学院生であった著者の一人が、小学生と立花隆とが、宇宙というトピックを通じて思考力を高める授業の、立案、準備、実行、本書によるまとめまでの記録。2019/08/07

0717

11
前半はケプラー望遠鏡で分かった系外惑星(太陽系外の惑星は無数に存在しており、ケプラーで1000個発見された)、はやぶさⅡの話。後半は宇宙の話題を通した小学生との授業の話。恒星と惑星の配列は太陽系型はむしろ稀なケースで、恒星のすぐ側に巨大惑星があったりするパターンも多いらしい。後半は読まなくても良かったかな。2015/02/11

9
こういう授業は一度経験があるが、本当に記憶に残るし楽しい。今になってさえ、何かしらの基準として影響を与えてくる。 こういう経験を出来る機会が増えるといいのだが。2014/07/25

黒豆

8
立花隆さんが小学6年生を相手に宇宙をテーマに考えること議論することを本気で行った内容、是非聞いてみたいと思った。正しく思考する4っの技術•自分を疑う-無知の知•あれもこれも-並行思考•長期的展望-宇宙的スケール•科学+社会-科学を見る目NHKアーカイブで観れるかな?2014/08/25

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