内容説明
「数字」「ファクト」「ロジック」の世界共通ルールで物事は誰にでもシンプルに決められる。「何をどう考えて決めればよいのか」誰も教えてくれなかったルールを紹介!
目次
序章 決められる人が物事を進められる―自分のアタマで考えた人が評価される時代に
1 なぜ、正しく決断できないのか―80%のどうでもいいことが「決断」を鈍らせる
2 「数字」「ファクト」「ロジック」で物事を組み立てる―世界共通の「決める」仕組み
3 チームで決めるためのルールの作り方―決められない人を「決められる人」に変えるために
4 動きながら完成させる―トライ&エラーで修正しながら進める
5 1%の直感に従うために―大切な瞬間ほど直感は閃く
終章 人生の30%に過ぎない仕事で、どう決断していくか―よく生きるために
著者等紹介
出口治明[デグチハルアキ]
ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長兼CEO。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部を卒業後、1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに生命保険協会の初代財務企画専門委員長に就任し、金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て退職。2006年に生命保険準備会社を設立、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
122
非常にサクッと読めて決断力について書かれた一冊。普段の仕事にそのまま落とし込めそうで良かった。仕事は人生の3割という点も納得。2014/04/29
マエダ
51
出口さんの著書の特徴は古典を絡めてくるところでありそれが的を得ている。古典を読みたくなってくる2018/10/21
Yuma Usui
31
早く正しく決断するための技術の解説。以下、本書から今後実践したいと思った内容。▼数字、ファクト、ロジックで考える。特に計画を立てる時には入念に。▼常識や周囲の意見、思い込みなどではなく、物事の前提まで深掘りすることが大切。つまり、前提となる岩盤まで掘り下げることが重要。▼決めるためのルールを作る。例えば、部屋掃除は最初に捨てる総量を決める。仕事も予め決断する日時を決めておく。2021/01/06
Cambel
31
出口氏の本は素直に心に入ってくる。 決断する事と提案を通すことは別モノ。数字・ファクト・ロジックを徹底的に分析して決める。データは1次情報に当たること。言い続けられない事は腹落ちしていないこと。よく考えられた意見はどんな言語でも表現できる。時間がないという人はルールを決めて取り組んでいない。直感は経験を積むほど精度が上がる。 などなど、気軽に読めるのにメモしたい言葉がたくさんある。2018/03/25
すくすく
25
この人の考えはブレない。どの本を読んでも根底の考え方は同じなので安心して読める。日本は1940年以来同調圧力に流され、自ら考えなくても良い社会であった。でも、これからはそんなわけにはいかない。決めるには、決めるルールをあらかじめ決めておけば他の些末なことに振り回されて後回しにせずに済む。それらは数字、ファクト、ロジックの積み重ね。それぞれの確かさを高めれば、仕事の上では迷わずに済む。伝統的日本企業とベンチャー両方の勤務経験と読書と社外の人との交流を通じて得た柔軟性、視野の広さから来ているのだろう。2023/03/05