内容説明
カリスマエコノミストが中長期予測を踏まえて語る!これから先、勝ち続けるための必読書。
目次
1章 中国は崩壊もありうる―これからは投資すべきでない
2章 アメリカは製造業大国になる―エネルギー価格下落を再評価すべき!
3章 世界各国への投資のタイミングはいつか?どこの国と付き合うべきか?
4章 「チャイナ・プラス・ワン」から「アメリカ・プラス・ワン」へ アメリカは“よいデフレ”によって復活する!
5章 日本はこれからどうするべきか―グローバル化の中でのリーダーの戦い方
6章 世界で生き抜くために今からできること―日本の力を活用せよ
著者等紹介
中原圭介[ナカハラケイスケ]
経営・企融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー兼エコノミストとして活動。金融機関や企業への助言・提案を行なう傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・金融教育の普及に努めている。経済だけでなく、歴史や心理学など、幅広い視点から世界経済の動向を分析し、経済予測の正確さで多くのファンを持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ito
41
タイトルがおもしろいので借りてみた。著者は有名なコンサルタントで著作も多いということを知った。シェールガスの実用化に伴い世界経済情勢が米国製造業を中心に変わっていく事や中国リスクやユーロ事情など、データと共にわかりやすくまとまっており、おもしろく読めた。エネルギーコストを中心として世界経済が変わってゆくのはわかるが、ロシアや中東情勢のリスクが増大するのではないかとも感じる。グローバル経済と資本主義がどのように変遷してゆくのか、益々気になる。2015/01/07
taka61
23
人件費とエネルギーコストをベースに世界経済を予測。本書によると世界の製造業の中心は中国からアメリカへと回帰するという。根拠とするのは中国の人件費上昇と新興国のインフラの脆弱性及び米国のシェール革命。新興国との人件費の差が縮まり、エネルギーコストの低減が進めば、法人税減税と合わせて日本は復活に向かうと見る。かなり単純化された予測モデルです。果たして5年後の世界経済は...?2014/06/29
Humbaba
8
今は順調に進んでいるとしても、それが永続的に巧く生き続ける保証などどこにもない。それどころか、残念ながら巧く行かなくなる可能性のほうがよほど高い。特に、上の立場になればなるほど、自分の決断の与える影響は大きくなる。大きな会社であれば、一度決めたことを覆して方針転換するのも容易ではない。そうならないようにするためには、常に先のことを考えて行動する必要が出てくる。2014/06/08
はなあぶ
8
5年以上先のことも含め、世界経済の未来予想図が記されていた。工場を新設するならどの国がいいか、今後立ち上げるならどんな事業・分野に勝算があるか、投資するならいつが播き時か、国ぐるみで経済発展していくためには経営者はどうあるべきかなど示唆に富んでいた。新聞を読まない経営者とは話をしないとIT業界の藤田晋社長が語っていたことを著者がわざわざとりあげていたのは印象的。また今後は英語の勉強に時間をかけるよりも、言葉の壁を越えて通用するビジネススキルを磨くことに時間を割いた方がいいという部分は、なるほどと思った。2014/01/19
おおたん
6
サクッと読めました。少し前の本のため、現状把握のために読んでみました。ある程度、予想が当たっていることもあり、投資の参考になりました。先を見るための情報収集と日本人のあるべき姿などが書かれています。私は、参考になる部分があったので、読んで良かったと思います。2020/03/22