内容説明
今日の1万円と来年の1万円はどっちが価値がある?インフレは「インフレになる」と思うから起こる。ソフトバンクの株価は割高?割安?ファイナンス的視点から企業・経済を分析できる!
目次
第1章 ファイナンスを理解するための基礎知識―「お金の時間的価値ってなんだ?」(金利―DVDのレンタル料金と理屈は同じ;インフレとデフレ―値上がり前にパンを買おうとみんなが思うと、パンの値段は上がってしまう ほか)
第2章 資金を運用する側から見たファイナンスの理論―「リスクとリターン、そのバランスが問題だ」(リスクという考えかた―廉価版の時計を販売すると、客層が変わってしまうかも;「期待収益率」とリターン―空港にバスで移動するのはリスクが高い? ほか)
第3章 資金を調達する側から見たファイナンスの理論―「借りられるだけ借りるのが賢いってほんと?」(株式と配当金―プロ・スポーツで一番エラいのは選手ではない?;借入・社債の利息と元本償還―(当たり前だが)住宅ローンは返済しなくてはならない ほか)
第4章 企業評価をめぐる論点―「隣町の時計屋さんの価値はいくらか?」(配当還元モデル―将来受け取る金額の合計を考える;PERとその意味―1か月使い放題のスポーツクラブの料金を都心と郊外とで比較する ほか)
第5章 最新(っぽい)金融技術の考えかた・使いかた―「『明日?そんな先のことはわからない!』から」(デリバティブとは―ハムやソーセージは豚肉から派生したデリバティブ;企業経営と先物によるヘッジ―オーダー・メイドの服は、キャンセルすることができない ほか)
著者等紹介
永野良佑[ナガノリョウスケ]
一橋大学経済学部卒業後、外資系金融機関にて、金融商品開発などに長く従事。ストラクチャード・ファイナンス分野では、住宅ローンや不動産担保融資の証券化における日本の黎明期世代のひとりであり、クレジット商品の分野では当時数少ない日本人のディーラーであった。現在は金融アナリストとして執筆・講演活動を活発に行なう。金融専門誌への寄稿多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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