内容説明
図解を見て、本文を読むと、「外国為替」の世界が深くわかってしまう。外国為替に関わる実務家からFX投資で儲けたい人まで、知りたいこと・知っておくべきことを、やさしく、コンパクトに、丸ごと紹介!
目次
1章 外国為替とはどういうものか
2章 外国為替市場のしくみ
3章 外国為替相場はこうして決まる
4章 リスクとリスクヘッジのしくみ
5章 ディーリングの手法
6章 市場介入とはどういうものか
7章 代表的な通貨の特徴
8章 通貨オプション取引のしくみ
9章 レートの動きの読み方と情報の利用法
10章 金融危機と為替相場の歴史
著者等紹介
小口幸伸[オグチユキノブ]
1950年群馬県生まれ。横浜国立大学経済学部卒業後、シティバンクに入行。変動相場制移行後間もなく為替ディーラーとして第一線で活躍。同行の為替資金部、為替債券チーフディーラーを経て、1985年英ミッドランド銀行にて為替資金本部長を務める。1992年ナショナルウエストミンスター銀行へ移籍、国際金融本部長を経て、2001年独立。現在は国際金融アナリスト、投資コンサルタントとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
56
この本を読んだのはFXを始めたい、からではなく、今年3月のSVB破綻、クレディ・スイス経営不安からのドル供給拡充のニュースを見て、どうにもわからないことばかりだなと気付き、外国為替について勉強しようと思ったのだった。出版は2013年とやや古いが、「入門」と銘打つ通り、わかりやすく、押さえるべきポイントが網羅されている(と思う)。この本を読みつつ、ネットでもあれこれ検索し、当初の疑問は解消した、気はするのだが、家族に説明してみても要領を得ないと言われてしまったので、やっぱりまだわかっていないのかもしれない。2023/04/15
Zing
4
為替について取引のしくみ、これまでの歴史、現在の取引内容、為替の動き方、為替の予測手法とひととおり簡単にまとめた入門書。 各章の詳細は他の本を読むとして、さらっと概要を流すのに良い本。2018/07/08
あさって
3
金融危機と通貨相場の歴史の項目が面白かったです。アジア通貨危機、欧州通貨危機、ユーロ開始時の初期安などの原因の解説、一度その動き始めたら政府や中央銀行どうにかしようとしても、資金は引き上げ崩壊するのですね……すさまじい。ドルの安定は各国政府の切なる望みかもですね。2014/05/18
Mikatas
2
外国為替について知る必要がある初心者にはおすすめです。東京、LDN、NYの市場の特徴、決済の仕組みなど、一般人向けのほんとは思えないほど内容充実してます。2017/04/11
ゆうき
1
図での解説も多く分かりやすい。入門書として重宝した。 2017/07/16