内容説明
経験や直感で大事な意志決定をしていませんか?毎日、目にする仕事の数字を読み解いて、使いこなすためのコツ教えます!
目次
序章 正反対な2人の出会い
第1章 数字を使って会話できますか?
第2章 ビッグデータ時代に必要な数的感覚を持っていますか?
第3章 意思決定に数字を使う本当の理由を知っていますか?
第4章 「分析とは何か」を誤解していませんか?
第5章 エクセルでつくったグラフをそのまま使っていませんか?
最終章 数字のチカラが仕事を変える
著者等紹介
深沢真太郎[フカサワシンタロウ]
1975年生まれ。日本大学大学院総合基礎科学研究科修了(理学修士)。BMコンサルティング代表/ビジネス数学・カレッジ学長。(社)人財開発支援協会認定インストラクター、(財)日本数学検定協会認定トレーナー。予備校講師を経験後、ファッション業界にて主に外資系企業のマネジメント職を歴任し、コンサルタントとして独立。専門分野はビジネス数学。企業研修や大学講座でコンサルティング活動を行っており、約3,000名に指導。2013年には「ビジネス数学・カレッジ」を開講し、学長として指導にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
428
すんげーおもしろい。「数学女子」とはいいつつ、基本的には算数の知識で間に合うような内容。もちろん、仕事において数字を使うことがいかに重要化を伝えるビジネス書なんだけれど、主人公の智香とノリだけで生きてる先輩・木村の凸凹コンビっぷりが最高で、なかなか笑える。あと、地味に効いてるのが文中のセリフの上に、各キャラクターのアイコンを表示させているところ。基本的に会話分で物語が進行するのだが、このおかげで誰が喋っているのかが一目瞭然となり、余計な思考をしなくてすむ。ビジネスパーソンにぜひ読んでいただきたい。2016/07/05
さら
36
算数は得意でしたが、数学は途中で挫折しました(苦笑)。でも、生活していく上で、仕事も含めてですが、役に立つ数学って簡単なことの応用のような気がします。この本に書いてありますが、小学校・中学校で習った数学で十分足りるのですよね。この本ではいかに数学的な考え方で仕事をするか、ということをアパレル会社の登場人物を使って具体的に説明していきます。図説もあり、大変分かりやすかったです。 2016/08/12
emi
27
「直感・センス・経験…それだけで仕事できるなんて思ってない?」数学女子のファッションバカな男へのきっつい発言とわかりやすい説明の数々にすっかり虜になりました!会社で数字を見ない人に伝えたい…数字を使って意思決定する理由は周りの仲間のことを考えているからだという事。本書に出てくるのは、簡単な割り算と数字の見方。標準偏差、相関関数、聞きなれないと構えてしまうけど、とてもわかりやすく書かれてます。「分析=計算ではない。分析=思考。数字や計算は、その途中で使う道具に過ぎない」学生時代の文系・理系は関係ないのです!2014/12/21
UK
27
仕事関連の本と実用書は原則として登録しないことにしているのだけど。この本はどちらとも違うある種の愛嬌がある。仕事に限らず、ごく簡単なことなんだけど、日常の我々の誤った思い込みや錯覚を数学女とファッション男の対話からなかなか面白く気づかせてくれる。読み物として結構楽しめるのではないかなあ。しかし、自分は理系だと思っていたけど、これだけ穴があるとなんだか怪しくなってきたぞ。いや、単純な理系はけちょんけちょんに扱われているからやっぱりそうか(笑)。2014/12/18
HMax
25
ムッチャ面白い!!最初は木村の顔がビッケに見えて、盛り上がれなかったんですが、それに慣れると面白い。智香が鋭い指摘を素っ気なくした後の「ニコッ」が最高。この「笑顔」重要ですね。通販サイトの存続についてのエピソード、よくわかりました。2016/09/05