内容説明
最強の町工場が実践している経営の原則。
目次
第1章 エーワン精密強さの秘密
第2章 日本でいちばんの町工場をつくる社員たち
第3章 5つの数字さえおさえれば利益は出せる
第4章 新規事業を成功させる秘密
第5章 経営者としてこれだけは身に付けておきたい心構え
第6章 立ち上がれ日本のモノづくり産業
著者等紹介
梅原勝彦[ウメハラカツヒコ]
1939年東京都生まれ。戦後、ねじ製造を営む父の会社が倒産し、一家離散の憂き目に遭う。12歳から父の知人の工場で働きながら夜間中学を卒業。65年、実兄とともにカム製造を手がける会社を設立し、軌道に乗せるが、方向性のちがいから70年に独立し、エーワン精密を創業。コレットチャック製造をメイン事業とする同社は、年商15億1,800万円(2010年6月期)、従業員110名、本社・東京都府中市。2003年、ジャスダック市場に株式上場(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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baboocon
15
自分も個人株主として投資しているエーワン精密の創業者・梅原勝彦氏の2冊目の著書。内容的には1冊目の「経常利益率35%超を37年続ける 町工場強さの秘密」とカブっていることが多かった。昨年5月に「カンブリア宮殿」で紹介された時の内容も追加されてる。前著よりも、「適正価格」での販売を厳守すること、社長としての心構えを強調するなど、瀕死にあえぐ日本の中小製造業の社長に向けたメッセージとしての語り口が強かった気がする。2011/05/05
Humbaba
3
上の立場に立つ人間は、とてもよく観察されている。だからこそ自分の行動に問題がないかをよく顧みる必要がある。いくら口先だけ正しいことを言ったとしても、それに行動が伴わなければ人はついてこない。情報をオープンにして、利益を分かち合う。隠し事があればやる気を失う人でも、自分の行動が本当に自分に返ってくるということが実感できれば、行動が変わってくる。2024/08/02
Kenichi Shoda
1
経営者の心構えや会社が本来どうあるべきかの核心をついた良書。ハウツー本ではないため、スッと頭に入ってくる。 当たり前のことをやる(高品質を短納期で適正価格)、そのためにどのような仕掛けをしているかを紹介している。 サラリーマンでも当たり前のことをしているか、と問いかけると非常に胸がドキドキする(笑)エンジニアとしてレベルアップのための勉強しているか、市場の情報をとらえているのかetc・・・2015/05/17
Humbaba
1
例え一時的に他の企業のやらないことを始めたとしても、その優位性がずっと続くというものでもない。他の企業も努力を続けている以上、自分たちが努力をし続けなければやがて追いつき、追い越されてしまう。そのためにも、そこで働く人の気持ちを盛り上げる必要がある。2014/11/12
koji2223
0
がんばる中小企業の代表。とても参考になりました。2012/01/22