内容説明
2011年3月期からの「包括利益」の表示はもちろん、その後のIFRS導入に欠かせないアプローチ法と実務知識が身につく1冊。
目次
第1章 「IFRS=包括利益」という考え方は適切か
第2章 フレームワークから読み解く原則主義、企業価値評価、財務報告
第3章 原則主義と公正価値会計の原点
第4章 日本の会計には存在しないIFRSの思考法
第5章 原価主義会計と公正価値会計との関係性―IFRSの限界
第6章 IAS1改定に見られるアメリカの反論―包括利益の登場
第7章 フェアー・バリューによるレポーティングとグローバル・スタンダードの展望
第8章 包括利益を巡る問題の解決方法―日本の対応とディスカション・ペーパーの提案
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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入門書。概要を捉えたり、勉強しはじめの方に薦めたい本。2012/05/01
やぶき
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分かっているようで分からない包括利益について、こちらの本が分かりやすく解説。考え方について非常に参考になった。
てつや
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ずいぶんざっくりした本。IFRS関係の本で他オススメあったら教えてください2011/03/16
たかお
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細部にこだわらず、IFRSの成り立ち・考え方が記載されています。たまにはこういう本もあり2010/07/28
pierre-morgan
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本の体裁こそ,巷にあふれるIFRS入門書の一冊にすぎないように見えますが,内容は入門書と専門書の間を的確につなぐ,類まれな良書です。IFRSをほんの少々かじった時に誰もが感じる「この会計基準・体系の背後には一貫した思想や哲学はあるのだろうか」という疑問に,著者の私見も交えつつ明確な見解を示してくれます。2010/07/13