内容説明
自分の声に悩み、声は変わらないものとあきらめている人も少なくないはず。しかし、呼吸・発音・発声の全体像を学ぶことで、声は変えられます。その気づきとなる簡単な実験やトレーニングを紹介。また、正しい呼吸法はスポーツや健康に、正しい発音は語学にも役立ちます。
目次
プロローグ なぜ発声法を学ぶのですか
1 発声のメカニズムを知ろう
2 呼吸のトレーニング
3 発音のトレーニング
4 声帯のトレーニング
5 魅力的な声を作ろう
著者等紹介
熊谷卓[クマガイマサル]
1948年1月1日生まれ。東京都出身。声楽家、発声法講師。東京芸術大学声楽科卒。二期会オペラスタジオ卒。今西三典、柴田睦陸、高丈二、木下武久、各氏に師事。現在、二期会会員。日本声楽発声学会会員。「東京大学白ばら会合唱団」常任指揮者をはじめ、各地における多くの大学、市民合唱団の合唱指揮者、ボイストレーナーとして活躍中。また、朝日カルチャーセンター講師として「生きてるコーラス」「発声法」「ボイストレーニング」等の講座を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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京ん♪
1
新書コーナーにある異色の一冊。著者はクラシックの人ですが難しいことは書いていません。持ち歩きやすいサイズなのがいい。
ゆどうふ
1
自分が必要としていた実践的なトレーニングはあまり掲載されていないが、そもそも「声」とはどのように生成されるのか、といった根本的な問題を丁寧に解説し、声帯に無理をさせない正しい発声法を仔細に説明している。こうしてその過程を追ってみると、管楽器のメカニズムと寸分の違いもないのがよく分かる。特に筆者が再三強調するのは“常に息の流れを意識すること”。ボイトレ入門として、初めに読んでおいて正解だったと思う。2011/12/17
awa_ke
1
魅力的な声を出す、というよりも滑らかに、よく通る声を出すことがテーマの中心で、発声のメカニズムや練習法など丁寧に解説している本です。あまり滑舌がいい方ではないので参考になりました。を2010/05/29