内容説明
四回目の改訂。中小が健闘していた状態から大手の巻き返しが進む業界勢力争い、スターバックス、タリーズコーヒーなどシアトル系コーヒーチェーンの拡大、情報化からIT化へ、フランチャイズビジネスの法改正、BSE問題など最新の動きを盛り込み、各種統計資料の数字も直近のものと差し替えた。さらに、頻発する食品偽装問題にも言及。フランチャイズで本部と地区本部の抗争、店長は法律上の管理者に該当するかどうか、といった問題もふれている。その他、原材料の価格の高騰、食の安全・安心の問題やそれらの問題に対する外食チェーンの取り組みも明らかにした。
目次
第1章 業界の最新事情に強くなろう
第2章 外食産業のしくみ
第3章 外食産業のシステムと情報ネットワーク
第4章 最近の勢力地図と実力比較
第5章 事情通になるための業界・企業史
第6章 外食産業に従事する仲間とその素顔
第7章 転ばぬ先の杖―法律と規制
第8章 これだけは知っておきたい課題とビジョン
著者等紹介
国友隆一[クニトモリュウイチ]
1941年新潟県生まれ。中央大学法学部卒。編集者、記者を経て独立、現在、ベストサービス研究センターを主宰し、執筆のほか、講演、研修、コンサルティングも行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nao
3
飲食業界の中でも特に「外食チェーン」にピントを合わせ、発展の理由やフランチャイズの仕組みなど、実際の企業名を出しながら解説してある。2008年刊行なのでデータが古いのは気になるが、外食チェーンの発展のhow、whyを知ることが出来た。 外食チェーンが大量、同一の食材を求めたために、今の農業の遺伝子組み替えや均一化が行われた。それにより、これまで一部で育てられていた在来品種がなくなっていった。 飲食店の課題はこの外食チェーン、ショッピングセンターのフードコート、コンビニを代表する中食産業にどう対抗するか。2018/11/26
Humbaba
1
外食のチェーン店の歴史はそれほど長くない。そして、現在はM&Aがさらに勧められるようになってきている。生き残るためには可能な手を尽くさなければいけない。2010/01/25
kilroy
0
無星。役に立たないってわけぢゃあないけど・・・内容が古すぎます。著者が悪いのではなくのですが。食材擬装を08年段階で憂いていますが、状況は全然変わってませんなー。昨年来の偽装は当時ほど犯罪的に悪質ではないけど、経済的利益追求のために確信犯的なところが根が深いわけでして・・・2014/02/14
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