内容説明
身近なのに意外と知らない木と木材についてオール図解。さまざまな素材があふれるいまこそ、環境に優しく人に安らぎをもたらすエコマテリアルについて見直してみよう。
目次
1章 そもそも木とは?木材ってどんなもの?
2章 木材の生産とさまざまな木質材料
3章 木材の使用目的と流通のしくみ
4章 木造住宅のしくみと特徴
5章 木を材料にしたさまざまなもの
6章 森林の役割と林業とのつながり
7章 未来の木材と森林のこれから
著者等紹介
小澤普照[オザワフショウ]
(財)林政総合調査研究所理事長。(社)海外林業コンサルタンツ協会会長。元林野庁長官。農学博士。東京大学卒業後、林野庁入庁。1992年、地球サミット出席後、林野庁退職。その後、森林塾開塾のほか、河川審議会、林政審議会委員、東京大学・玉川大学非常勤講師などを歴任。2006年、森林環境協働ネットワーク代表。(社)京都モデルフォレスト協会顧問など
岩本恵三[イワモトケイゾウ]
和歌山県出身。京都大学法学部卒。アイエス・エヌ(株)代表取締役。編集・制作会社を経て、2001年、アイエス・エヌ株式会社を設立。現在、マーケティングを専門とする企業グループ「ハルグループ」に所属し、会社案内やPR誌などの企画・制作に携わる。とくに農林分野情報誌の編集・取材を多く手がけ、専門家との人的ネットワークを構築。間伐材の利用促進をテーマにした定期情報誌の発行に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
5
身近な道具から住まいまで、さまざまなものをつくる素材となる木材についての基礎知識を図解でやさしく解説している。木造住宅の特徴としくみを解説しながら、木の家の温もりの秘密、気分が安らぐ理由など説明している。「バイオマスエネルギー」「バイオエタノール」「生分解性プラスチック」「ハイテク木炭」など、最新テクノロジーを駆使した木材の利用法も紹介している。2015/07/12
02235
1
木と木材についての現状と可能性について、誰にでも分かるように書かれた本。植物としての構造から、それによる性質、用途が知ることができ、木にまつわる社会の流れとともに、木と木材に広い可能性を感じさせる。特に世界が環境保全に向かっていること、プレカット工法の普及による寸法安定性の良い集成材が求められていること、森林の保全には適切な間伐などが必要であることから、グリーン購入法などを通じて国産の間伐材の活用を考えるべきと感じた。また、薬剤を注入し耐火性能を備えた木質材料も出てきていることも興味深い。2013/01/09
-
- 洋書
- ART/NUM/LIEU