内容説明
「物流」に関わる常識と情報が満載。
目次
第1章 運輸・物流業とはどんな業界なのか
第2章 運輸・物流業界のプロフィール
第3章 業界を率いるトップ企業の勢力図
第4章 激変する物流の主役トラック業界の動き
第5章 荷主が追求する物流システムと物流業界
第6章 荷主をサポートする新ビジネス3PLとは何か
第7章 環境・安全問題に業界はどう立ち向かうか
第8章 ITを活用した物流の先端テクノロジー
著者等紹介
齋藤実[サイトウミノル]
1954年生まれ。法政大学経済学部卒業後、法政大学大学院社会科学科博士後期課程単位取得。株式会社日通総合研究所に入社し、交通、物流に関する国内・海外の調査プロジェクトに従事。95年神奈川大学経済学部助教授、現在同大学教授。物流論および交通論を担当。法政大学博士(経済学)。著書に『アメリカ物流改革の構造―トラック輸送産業の規制緩和』(白桃書房、第1回神奈川大学学術褒賞、第1回日本物流学会学会賞、第59回日本交通学会賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐだぐだ
0
多頻度小口化という荷主のニーズの変化が運送業者の経営を圧迫する要因の一つであると理解した。しかし、ニーズに応えられない企業は淘汰されていくしかなく、企業同士の同盟やサプライチェーンマネジメントなど様々な工夫をしていく(そのような工夫が中小企業の経営をさらに圧迫している?)。この本は2006年に書かれている。最新板もでているようなので、業界の潮流はどのように変化したのか見比べてみるのもアリだな、と。2015/11/08
洋平
0
荷役や荷主といった基本的な業界用語から解説。(前者は「にやく」輸送手段からの貨物の積み卸しや、物流施設への入荷、保管、出荷に関わる一連の作業のこと。仕分けやピッキングも含まれる) 買い手の荷主よりも売り手の物流業者の数が圧倒的に多く、必然的に荷主の立場が強いというのがこの業界の特徴。かつては政府(旧・運輸省)による運賃規制があった。これは運賃のダンピング防止のため。しかし規制緩和によりこの運賃規制が徐々に崩壊。現在はほぼ自由運賃になっており、物流業者の利益が圧迫される状態が続いているという。
いつき
0
ざっくりとした業界知識と用語を頭に入れるために読んだ。目的は達した。2011/10/21