出版社内容情報
波乱の相場においても安定して収益を上げることができるシステムトレード。投資先進国・米国では多くのヘッジファンドも採用しているこの手法によって実際に大きな投資成果を上げてきた著者が、オリジナルのノウハウをやさしく解説。
目次
第1章 システムトレードはもっとも科学的な投資法
第2章 私が年利300%のシステムトレーダーになるまで
第3章 検証でわかる!テクニカル分析は有効か?
第4章 株式投資で勝ち続けるためのメカニズム
第5章 勝率80%の逆張り投資法
第6章 年間利回り300%を達成した私の戦略
著者等紹介
斉藤正章[サイトウマサアキ]
1975年東京生まれ。デザイン系専門学校を卒業後、システム開発会社に就職。プログラマー兼システムエンジニアとして8年間勤務。2006年より(株)トレジャープロモートの取締役に就任。2001年に元手30万円で株式投資を開始。当初は苦戦するも、2003年1月に独自のシステムを開発してから常勝トレーダーとなり、2005年末に資産が8000万円を超えた。勝率80%の逆張りシステムを中心に数種類のシステムを使い分けるが、デイトレードは極力行わず、会社員でも実践可能な投資法にこだわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Leon
2
逆張りで儲けた人の方法。1983-2005年まで6600回以上の取引から分析されている。取引平均損益が10%以上。これが本当であれば驚異的である。仕掛けルールは、25日移動平均線から-25%乖離率、5日移動平均線から-10%乖離率、終値が5円以上ある。明日の寄り付きで成り行き購入。決済ルールは、終値よりも10%の上昇、または買付日から2ヶ月が経過。翌日の寄り付きで売却。私も逆張りが好きなので検証の余地あり。日本株が長期的に下がっている時に、利益を出している人なので下落相場でも勝てる珍しい方法かもしれない。2021/12/28
K
1
逆張り投資法の紹介。25日移動平均線、5日移動平均線からの乖離率を条件にスクリーニングを行い、ターゲットとなる銘柄を見つけ出し、買いを入れる。筆者によると、このやり方で、過去のデータでは勝率が高いとのこと。2013/06/11
ねこ★P
1
簡単なスクリーニングだけでの売買で過去のデータでは年間常勝となる逆張りのやり方が書いてある。そして夜間のスクリーニングと指示だけという手軽さ。極端に言えば著書の重要ポイントはシステムトレードの決まり事に集約されるが考察部分も既に理解している事とは言え面白い。トレードの一つの手法として頭に入れておきたい内容。2011/12/20
らう
0
この本は過去の統計から導き出したルールを元に売買しているので、説得力がある。統計データもきちんと示している。また、サラリーマンが無理なく売買できるやり方に拘っており、条件はどこの証券会社でもスクリーニングできるシンプルなもの。手法自体は目新しくなく・・実は、有名なものである。海外市場においても、株式逆張りの優位性は統計的に照明されており、かのBNF氏が使っていた手法としても有名である。 2011/12/08
ki-luck
0
リスクと回避方法、具体的な手法とバックテスト結果等々…これ一冊でシステムトレードがどういったものなのかわかる本に仕上がっています。個人的には納得しながら読み進めれましたし、どういう流れでルールを決めていくのかも参考になったので、良書だと思います。 ただ、突っ込んだ話が書いてある訳ではないので、あくまでも導入本として読むことをオススメします。 2020/09/23