出版社内容情報
空海(真言宗)・最澄(天台宗)・道元(曹洞宗)・白隠(臨済宗)・智光(三論宗)・盤珪(臨済宗)。日本を代表する名僧たちは大乗仏教のもっとも基本の教えである般若心経をどう読み解いたか。1800年のときを超えて読み継がれる教えのエッセンスを知る。
内容説明
日本の仏教に大きな足跡を残した名僧たちは般若の智慧に目覚めるための教えである「般若心経」をどう読み、どう会得したか。
目次
1章 「般若心経」とはどんな経典か
2章 名僧たちと「般若心経」
3章 名僧たちは心経をどう解釈したか
4章 空海と白隠の般若心経―心経解釈の双璧。内容は空前絶後の傑作
5章 最澄と道元の般若心経―知的な会得か心で読むか。山家の大師と孤高の禅師
6章 智光と盤珪の般若心経―学究的解釈と平易な大衆説法で道俗を魅了
著者等紹介
公方俊良[クボウシュンリョウ]
1941年、京都生まれ。敦実親王菩提寺蒼竜寺第四十一世貫主。国際仏教伝道学院長。毎日文化センター宗教講座講師。現代仏教界の第一線で活躍する一人として、「読売年鑑・人名録」「朝日新聞・人物データベース」「NHK・人物情報データファイル」などに収載。講演、著述などで幅広く活躍している。講演は、官公庁、経営者団体、公益法人、企業など年間100回に及ぶ。またNHKラジオ「宗教の時間」や「文化講演会」でも放送
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。