出版社内容情報
なぜ日本経済は復活しないのか? それは日本の組織・企業が、新たな活力を生み出すしくみになっていないからだ。破綻した長銀に勤め、その再建に関わった著者が、日本型組織の劣化・腐敗の実態を鋭く指摘。いまどうすべきなのか、その再生への処方箋を示す!
内容説明
長銀破綻への過程を現場で見続けた著者が渾身の力を込めて贈る劣化した「日本型組織」再生の処方箋。
目次
序章 「再生の神」は細部に宿る:第1章 これまでの組織原理が日本を滅ぼす!
第2章 なぜ日本の経営者は経営ができないのか
第3章 合議制とコンセンサスという恐ろしい魔物
第4章 ドキュメント・新商品開発への果てしない壁と道のり
第5章 すべての元凶は中央スタッフ部門にある
第6章 理念なきリストラが招く“死の連鎖”
第7章 改革と再生に必要な指針を示そう
第8章 創造的破壊と再生への設計図を描け!
第9章 日本人に自己改革はできるのか
著者等紹介
丸瀬遼[マルセリョウ]
1963年生まれ。85年、一橋大学経済学部卒業。同年、日本長期信用銀行に入行。4年目よりデリバティブ業務を担当し、デリバティブを利用した商品設計やディーリングに従事、好業績を上げる。その後、長銀の海外証券子会社でディーリングチームのヘッドを務める。98年に長銀が経営破綻した後も留まり、新しいビジネスモデルを模索して有志とともに再建に奔走。外資主導の再建がスタートしたことを区切りに退職。現在、某金融機関でファンドマネージャーとして活躍している
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