シュレ猫と探索する量子力学の世界

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  • サイズ A5判/ページ数 165p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784534036025
  • NDC分類 421.3
  • Cコード C0042

出版社内容情報

半導体、レーザーなど、現在のハイテク産業を支える技術の基本であるにもかかわらず、とかくムズカシイとされている量子力学の世界を、「シュレ猫」の道案内で読み進む。軽妙な文章と豊富なイラスト、図、写真でみるみるわかる、サイエンス入門書の新定番!

内容説明

半導体、レーザー、超伝導、核融合…。実はこれらのハイテク産業は「量子力学」の成果に基づいている。シュレ猫の道案内でいざゆかん不思議な世界へ。

目次

Whyではなく、Howを
はじめに光の問題ありき
波と粒子の二重性
量子力学的存在の一族
直感的な波動力学
量子力学の不思議な世界
疑惑
コンピュータには行列力学を
粒子は区別できない
原子の世界
相対論的量子力学
現代の錬金術

著者等紹介

椎木一夫[シイキカズオ]
1971年、慶応義塾大学工学研究科修士課程修了。同年、日立製作所中央研究所入所。工学博士(慶応義塾大学)。1993年、慶応義塾大学理工学部助教授。1994年、同教授
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

56
少し、山本義隆さんの物理の本を読み始めようと思っているのでその入門的な位置づけで読み始めました。様々な話題が2ページ見開きで図解とともに描かれていて例も豊富です。本当はかなり難しい分野なのでしょうが、あまり数式も使わずに説明してくれて若干理解できたような気がします。2015/08/29

デビっちん

4
物理初心者にもわかりやすく説明されている量子力学の入門書。量子力学の本質は、波であり粒子でもある二重性をもつこと。古典力学では理解できない現象を説明するために、まったく新しい考えがもち込まれ、量子力学がつくられた。古典力学では、粒子はある場所に実体としての塊として存在しているのに対し、量子力学では粒子は確率でしかない。物理学はより簡単でもっともらしい原理から複雑な現象を説明し、少ない仮定から多くの現象を理解することができる。量子力学のおかげで、良い面も悪い面も含めて現代のハイテクな生活がある。2015/07/03

tatata

1
概要だけではあるが、非常に分かりやすかった。この世の全ては量子と波の二重性を持っており、ただ1つの時間、座標を指定できない。神のみが知る変数が存在するならば、運命は本当にありそうだし。逆に神はサイコロを振らないならば、森羅万象は不確定な波の重ね合わせである。自分がいつどこにいるのかも確率でしか言い表せないのです。パラレルワールドが存在していても不思議ではないと思った。2013/08/09

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