出版社内容情報
"長谷川慶太郎氏による待望の本格的中国論。いまや政治・経済的に
“矛盾の塊”である中国だが、したたかな“超競争民族”である彼
らは、悠々と巧妙に、深く静かに変質することで世界経済に地歩を
築く――。独自の大局観と現場情報に基づき分析する骨太の一冊。"
内容説明
外資なしでは支えられない経済成長/利益のみに邁進する企業経営者/極限まで拡大した貧富の差/公害と自然破壊で荒廃した国土そして、思想を放擲し腐敗堕落の牙城と化した共産党。この「矛盾」の果てにあるものはしたたかな発展か全面的な崩壊か―。超然たる大局観と独自の情報から分析する待望の本格的「中国論」。
目次
第1章 “矛盾”にあえぐ政治と経済(“変質”した中国共産党;急成長の下での激しいデフレ ほか)
第2章 難問が山積する国内情勢(実質は“無政府状態”にある中国;民間企業の経営者は「儲けがすべて」 ほか)
第3章 変わる社会と拡大する貧富の格差(都市と農村の格差;高まる「貧しい者」の不満 ほか)
第4章 国際情勢の緊迫化と「中国」(米国一極支配体制と中国;中国と日本、そしてアジア)
第5章 中国が「世界」の一員となる日(迫りくる「経済成長」の限界;世界のなかの中国)
著者等紹介
長谷川慶太郎[ハセガワケイタロウ]
1927年生まれ。大阪大学工学部卒業。新聞記者、証券アナリストを経て、国際エコノミストとして活躍中
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